今帰仁城跡(ナキジンジョウアト)は、沖縄県国頭郡にある城跡。7つの郭からなる城の面積は首里城と同規模の広さを誇る。中城城跡や首里城跡などともに世界遺産リストに登録されているほか、日本100名城にも選定されている。
昭和37年の琉球政府時代に修復された城門から、中心的な建物があったとされる本丸まで、石畳の道でつながっているのが特徴。
敷地内には、城内で最も中心的な建物があった場所である「主郭」、城主に仕えた身近な人々が住んだと考えられる「志慶真門郭(しげまじょうかく)」、琉球国由来記にも登場した「平郎門」、戦時に備え馬を養い、兵馬を訓練した場所として伝えられる「大隅(ウーシミ)」、今帰仁城跡に仕えた女官の生活の場所と伝えられる「御内原(ウーチバル)」などがある。敷地内にある歴史文化センターでは、今帰仁の歴史やこれまで村内で発掘された遺跡などを紹介している。