天台宗 青蓮院門跡(テンダイシュウ ショウレンインモンセキ)は、京都の中でも有名寺社や史跡、名勝が多く観光地としても有名な東山に位置する。場所は、八坂神社から徒歩10分、知恩院の北隣。門跡寺院特有の、御殿のような趣を持った、上品で優しい雰囲気を味わうことができる。
三千院、妙法院と並んで天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡のひとつとして古くより知られており、現在は、妙法院門跡、三千院門跡、曼殊院門跡、毘沙門堂門跡などと並ぶ天台宗の京都五箇室門跡のひとつ。古くより皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院とされている。また、青蓮院は粟田御所とも呼ばれ、「青蓮院旧仮御所」として国の史跡に指定されている。
応仁の乱の際、兵火を免れず、徳川には豊臣氏滅亡後今の知恩院の全域を取り上げられたが、相阿弥の作と伝えられる龍心池を中心とする室町時代以来の庭園から粟田山将軍塚にわたる境内は今日まで保有され、徳川幕府も殿舎の造営には力を致して東福門院の旧殿を移して宸殿を造った。
庭園は池泉回遊式庭園。歩を進めながら、それぞれ色々な思いにふけり、四季折々にそれぞれ異なった美しさを感じることができる。
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