エルメス(HERMÈS)財団の編纂による書籍『Savoir & Faire 土』が全国書店にて販売される。
エルメス財団が、2014年からフランスで実施してきた、職人、デザイナー、エンジニア、アーティストらが専門分野を超えて天然素材に関する「知」と「技」を共有するプログラム「スキル・アカデミー」。今回の書籍『Savoir & Faire 土』は、その一環であり、2021年に刊行された『Savoir & Faire 木』に続き、日本にて刊行されるシリーズ第2弾となる。
『Savoir & Faire 土』では、身近な素材のひとつである“土”をフィーチャー。同シリーズのフランス語版《Savoir & Faire: LaTerre》から一部を翻訳して収録するとともに、日本の読者に向けて日本人著者・作家による寄稿やインタビューなどを加え、編纂している。
食を支える農業の土、陶磁器といった文明や文化の産物、現代美術における土のあり方、民俗学から紐解かれる日本と土の関係、工業化されたセラミック製品など、アート・歴史・建築・民俗学などに纏わる多角的なアプローチを経て土の可能性を見出す。
また、アーティスト・ 写真家と土の刺激的な出会いをまとめたポートフォリオも併せて紹介する。
【詳細】
エルメス財団編『Savoir & Faire 土』岩波書店刊
発売時期:2023年8月30日(水)
価格:2,970円
A5変型上製 函入 400ページ予定
ISBN 978-4-00-023907-3 C0070