2014年6月22日(日)にミラノ・メンズ・ファッション・ウィークにて、カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein Collection)が、2015年春夏メンズのショーを行った。
ショーでは、ブランドの2014年秋広告キャンペーンの顔を務めているアメリカ人モデル、クラーク・ボックルマンをはじめ、ショーのオープニングとフィナーレを務めたフィリップ・フリブナク、フランス系カナダ人俳優のピエール・ガブリエル・ラジョワなど11人の専属モデルがステージを飾った。
カラーは、ショーの進行とともに、ヌーディカラーから少しずつ色が加わっていき、イエローやタンジェリンなどの明るい色となり、そしてブラックの無彩色ヘと変化していく。太陽のようなイエロー、タンジェリン、バーミリオンレッドなど夏らしくエネルギッシュで鮮やかな色がバフ、チェストナッツ、チャー、ホワイト、ブラックに深みと温かみを加えている。
また、タンクトップやTシャツが、ブルゾンやジャケットの下で、ソフトでクールなレイヤーを作り出している。無彩色のレイヤーもあれば、色調豊かな鮮やかな色でポップ感を生み出しているものも。メッシュで軽くキルトし、柔らかなパッドを入れたボンバージャケットは、ウエスト丈で色や肌が見え隠れする。
昨シーズンに続き、パンツは細身で、コットンストレッチやボンデッドウールを用い、裾は折り返し。スーツ地は色と加工を駆使し、斬新な組み合わせ。ダブルのピークラペル タキシードは、パンツのサイドラインにストライプを入れ、モダンながらエレガントに。
素材として、ナイロン、ソフトレザー、そしてPVCなどを用いたジャケットやトップスは、セクシーでアスレチックな雰囲気。スタジアムジャンパーやタンクトップは、手触りもよく軽量で、エキゾチックなウナギ革が特徴。ライトメッシュでレイヤー仕立てのアイコニックなメンズのトランクスやボクサーブリーフのアンダーウェア・スタイルは、ブランドの伝統を踏襲したデザインだ。
さらに、フレンチカーフを使ったスポーティなハイトップスニーカーには、軽量のデザートブーツソールを採用。パイロットサングラスは、色合いのあるメタルフレームに、ジオメトリックレンズを使用した。