ミッソーニ(MISSONI)が2015年春夏メンズコレクションを発表した。
今シーズンのコレクションの主役となったのは、ボヘミアンスタイルだ。ヨーロッパ的な感性や、マグレブのエキゾティックな要素など、異なる文化が混ざり合った冒険的なワードローブが展開される。
様々なモチーフやカラーをふんだんに取り入れ洋服に落し込んだところが、今季の特徴だ。例えば、仏・ブルターニュ地方のストライプやモロッコ風のジオメトリックパターンが、Tシャツやカーディガンなどに採用された。またゴールドやラベンダーなどの絶妙な色合いに加え、特にショーの後半では群青色やサファイアといった異なるトーンのブルーなどが、カーディガンやストールなどに用いられている。
さらに、伝統的な技術を駆使したアイテムが展開された。一例として、クロシェ編みと手の込んだ刺繍を施したベルベル人のチュニックを、コンテンポラリーに表現したパーカーが挙げられる。また、フランスのヴィッシー風のパターンを用いたテキスタイルで作られたダスターコートなど、1つのアイテムにメゾンのこだわりを垣間見ることができる。そのほか、形や編地がレトロなサーフウェアを連想させる、伸縮性のあるジャケットやベスト、半透明の抽象的な貝殻模様を飾ったシルクシャツやカーゴパンツなど、夏を存分に楽しめる涼し気なスタイルが披露された。