アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の2015年リゾートコレクションが発表された。
アンリ・マティス(Henri Matisse)、アーウィン・ブルーメンフェルド(Erwin Blumenfeld)といったアーティストの他、ヴィンテージの着物、障子といった日本の文化など様々なものから、インスピレーションを受けたコレクション。
パレットは、レッドやブルー、ボルドー、ネイビーを使用。ハウンドトゥースやグレンチェックをミックスさせた模様のコートやドレスなどのモノトーンのアイテムには、マティスの切り絵を思わせるフラワーモチーフが刺繍され、鮮やかなブルーでアクセントを添えている。
フラワーモチーフはチェック柄の服以外にも多く見られる。ハリのあるレザーのドレスには、花模様に切り抜かれたレザーがスカート部分に重ねられているほか、ロングドレスには、レーザーカットされた生地を全面に配し、アートピースのように立体的な花々を咲かせた。
シルエットはウエストを細くし、ヒップ周りにボリュームを持たせたメリハリのあるラインが特徴的。フェミニンなドレスは、フレア、ペンシル、そしてロング丈などバリエーション豊かに展開された。
アウターはダブルブレストのドレッシーなコートや、着物のようなシルクジャカードを用いたコートが登場。その他にもアーティスティックな模様のファーコートやブルゾンなども揃う。足元はトランスペアレントのサンダルで、涼し気な雰囲気をプラスした。