フット ザ コーチャー(foot the coacher)が2014年秋冬コレクションを発表した。伝統的な靴作りに敬意を払いつつ、ミックスやカスタマイズによって、それらを現代的にアップデートしたシューズを得意とするフット ザ コーチャー。今季もそんなアイテムが多数登場したが、中でもキーとなったのは「乗馬」。
「RIDING-BOOTS」は、まさにその乗馬の世界観をイメージしてデザインされたモデル。レザーソールにあしらわれた、乗馬靴に見られるようなスタッズ状の飾りを特徴としていて、サイドにはエラスティック(ゴム入りの生地)、アッパーにはイタリア製カーフ・レザーを使用。使い込むほど色が濃くなりツヤが出ていくので、経年変化をじっくりと楽しめる。
同じ乗馬靴でも、あえて反抗的なイメージを持たせたのが「The ”stallionaire” boots」。これは、フロントに金具を配したホースビットローファーをベースにライダースの要素を落とし込んだ、意外性たっぷりのサイドジップブーツ。素材にはイタリア産のレザーを使用し、「RIDING-BOOTS」と同様、革の経年変化が豊かなエレガントな仕上がりに。
前シーズンに引き続き展開される「SEMI BROGUE SHOES」は、以前と同じく、1900年代初頭に作られていたドレスシューズをベースにデザインされた。職人によって細部にまで意匠が凝らされたような、装飾性の高いものが好まれた1900年代。その時代のオマージュとして、デザイナー竹ヶ原は、つま先や甲に施された穴飾りのサイズに強弱をつけたりすることで、優美なデザインを意識したという。明るめのブラウンカラーなどが登場した以前に比べて、今シーズンはよりストイックなイメージのブラックやダークブラウンで。
さらにはタカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)とのコラボレーションで制作したスニーカーや、フェルトで作られた極寒用の外履きシューズといった、より機能的なアイテムもラインナップした。この2014年秋冬コレクションは、2014年9月下旬より、順次店舗展開していく予定となっている。
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