パリ・ファッション・ウィークにて、ジャンバティスタ ヴァリ(GiAMBATTiSTA VALLi)が2011年春夏コレクションを発表した。
鮮やかなホットオレンジ、清潔感あふれる白、ヌーディーな薄いベージュ、シースルーのひょう柄プリントに、どことなくフューチャリスティックなシンプルなカッティングが合わさって、明るく若々しいコレクション。ポイントにシルバーメタルのがポケットやベルト、バングル、チョーカーが光り、さらにクリーンな表情を加える。ヴェルサイユ宮殿の離宮からインスパイアされたバロック調の模様がオレンジや黄色で鮮やかにプリントされたドレスは、ヴァリらしさいっぱいの新しいクラシックルック。後半登場したのは白と黄色のグラデーションで構成されたドレスの一群。オーガンジーの花びらを幾重にも重ねてボリュームを出したふわふわのスカートには、白のベーシックなシャツのボタンをきりっと上まで留めて、フレッシュなコケティッシュさで溢れていた。
満席の会場にはファッションに敏感なセレブも多数来場し、モンクレール ガム ルージュのクリエイティブ・ディレクターとしても活躍するジャンバティスタ・ヴァリの才能を祝福した。