2014年9月6日(土)、さいたまスーパーアリーナで開催された「第19回 東京ガールズコレクション 2014」が、ついにフィナーレを迎えた。
ファッションショーのとりを飾ったのは、ディーゼル(DIESEL)。重低音が響く真っ暗な会場、ランウェイにだけ直線的に真っ白なライトが光り、これから始まるショーへの期待が高まった。ファーストルックを飾った土屋アンナは、髪をかき分け、腰を曲げランウェイを歩く。その姿は、ハードで意志の強い女性そのもの。ステージでは、ライダースジャケットや赤・黄色などの原色ニットを身に付けた、カップルのデートスタイルも提案。ラストはモデルたちがランウェイに再び登場し、雰囲気をガラッと変え、手を振り、踊り、笑顔でラストステージを楽しんでいるようだった。
真っ白なトップスとスカートのセットアップを身に付けた吉川ひなの。彼女にだけ注がれたスポットライトは、来場者の目を釘付けにした。アウラアイラ(AULA AILA)は、創立10周年を迎え、全身真っ白なルックでショーを展開。電子音楽とスポットライトのみでスタートしたが、時間とともにミラーボールのライトや音の重なりが会場の雰囲気を高め、2014年秋冬コレクションのテーマである「EVOLUTION」を体現するかのようだった。ラストルックはローラが登場し、会場からは「かわいい!」と大きな歓声が上がった。
その他、ファッション誌「GINGER」とJ.FERRY(ジェイ フェリー)がコラボレーションしたステージでは、ヨンアや香里奈、菜々緒などのジンジャーモデルが集結。濃いめのアイメイクとパールのピアスが印象的な「キッカ ザ ダイアリー オブ(KIKKA THE DIARY OF)」のステージでは桐谷美玲や玉城ティナ、emmaなどの人気モデルがランウェイを飾った。
最後にライブパフォーマンスを行った韓国アイドルグループSHINee(シャイニー)は、新曲「Downtown」を初披露。イベントの終了を惜しむかのように、ペンライトを振りながら一緒に口ずさむファンや、涙を流しながら音楽を楽しむ女の子も見かけた。フィナーレは、今日のランウェイを飾ったすべてのモデルがステージに登場し、オシャレを楽しむ女子たちの祭典TGCは幕を閉じた。