マイケル・コース(MICHAEL KORS)が、2015年プレフォールコレクションを発表。今シーズンは、スイムウェアからコートまで幅広いアイテムが披露され、ビーチからシティまで、どんなシーンにも対応できるワードローブが揃った。
今季、マイケル・コースが打ち出したのはスポーツ。サイドにラインとジップをあしらったワイドパンツやラガーシャツ、ボーダートップスなど快活なアイテムが揃う。そこに加えた、上品な仕掛けは見逃せない。例えばラガーシャツに加えた光沢感や、デニムパンツに施したセンタープリーツ加工など。ひねりを1つ加えることで、装いはモダンにアップデート。
2015年春夏コレクション同様に、フラワーモチーフはキーポイント。筆で勢いよく描かれたり、刺繍で立体的に表現されたりと、さまざまな表情を見せる。しかしモノトーンで表現することで、知的な雰囲気に。さらにボーダーやドットなどのマリンなエッセンスも差し込まれ、コレクション全体に爽やかな風を吹き込んだ。
レザーのカジュアルな着こなしが提案されたのも、今季の特徴。ハードな印象のロングレザーコートは、花柄パンツとリボンサンダルを合わせ、フェミニニティと抜け感をプラス。またボリューム感のあるパテントレザーコートは、ミニ丈のワンピースとスリッポンスニーカーを組み合わせ、無邪気さを感じさせた。
ロマンティシズムを演出するのは、華やかなドレスだ。生地を1枚1枚丁寧に重ねたベアトップドレス、リボンベルトでウエストマークを施したロングドレス、ふわっと広がるAラインドレスなどが展開された。パンプスを合わせた上品な印象のルックがほとんどだが、その中でフラットサンダルを合わせカジュアルダウンしたスタイルは、エネルギッシュで印象的な装いとなった。