ソニア リキエル(Sonia Rykiel)が、2015年春夏コレクションを発表。今シーズンは、2014年5月にアーティスティック・ディレクターに就任したジュリー・ドゥ・リブラン(Julie de Libran)が手掛けた初のコレクションとなる。
ソニア・リキエル本人が、「美はいつも縞模様に描かれる」と自身のイラストに書き添えたように、今シーズンはストライプをあらゆる角度から研究。ツイードに織り込んだり、フォックスやミンクに編み込んだり、ひだ飾りやアーガイル柄のジャカードのフリンジにしたり……そのほか、スパンコールやレースを用いたり、プリントの上にさらに手書きしたりと、ストライプの新たな表現方法を追求した。
カラーはホワイト、カーキ、紺がベース。そこに挿し色としてレッドがみられ、ワンピースやジャケットの一部に使用された。
今シーズンのメインピースは、ジャンプスーツといえるだろう。静かに佇んでいるときには、イヴニング・ドレスのようなエレガントなシルエットを演出するが、ひとたび歩き出すと凛々しいパンツルックへとその印象を変える。コレクションの後半に姿を見せたミランダ・カーは、ホルターネックのジャンプスーツをエレガントに着こなし登場。そこに同系色の美しいファーを羽織り、リッチで優雅なスタイルを完成させた。
また、10年以上前に発表されたソニア リキエルのバッグ「ドミノ(Domino)」は、様々な形にアップデートされ登場。編み紐風のチェーンやスパンコール、あるいはエキゾティック・レザーを使ったクラッチやショッパー、クロスボディバッグに作り変えられ、コレクションピースに華を添えた。