「ブラックレーベル・クレストブリッジ」と「ブルーレーベル・クレストブリッジ」のファーストコレクションとなる、2015-16年秋冬コレクションが、2015年3月31日(火)に発表された。会場となったのは、東京・外苑前の秩父宮ラグビー場。
今回登場した、三陽商会が手掛ける新ブランド「ブラックレーベル・クレストブリッジ」は、ユーモアをポイントに置いたメンズライン。一方、「ブルーレーベル・クレストブリッジ」は、キュートなエッセンスを押し出したレディースラインだ。
会場の約100メートルの長いランウェイには、突然バスが。中からは、東京スカパラダイスオーケストラが現れ、彼らの生演奏と共に、ショーはスタートした。前半は、ブランドのアイコニックな真っ赤なチェックが中心に。ロングコートやクロップドパンツ、ワンピースなどを彩り、存在感をアピール。
中盤からは、千鳥格子やストライプを味方につけ、デザインの幅を広げていく。レディースは、ウエストマークを施したコートの裾、ニットワンピースのサイドから、フリルスカートやプリーツスカートがちらちらと見え隠れする、動きのあるスタイリングが基調。メンズは、ジャケットとシャツ、タイを合わせたプレッピースタイルが印象的だった。
後半からは、クリエイティブ・ディレクター三原康裕の遊び心を押し出していく。例えば、キルティングのロングコートやレザ―ポンチョ。クラシックなアイテムを、意外性のある素材で表現することで、オリジナリティとフレッシュさを与えている。また三原らしく、ワークジャケットが登場したのは、ファンにはうれしいプレゼントであった。