スズキ タカユキ(suzuki takayuki)の2015-16年秋冬コレクションが発表された。

季節が移ろい、寒さと共に木々から色味が抜けていく秋から冬。そんな寂しげな世界に灯る、イチョウの葉の美しさにインスパイアされて誕生したのが、本コレクションだ。

優しげな暖かみを感じる、印象的なパレット。柔らかなマスタードや、とろけるようなベージュ、木の幹のようなブラウンなど、ナチュラルな美しさがにじみ出るような配色だ。

統一された世界観は、素材や形状からも。肌に触れたときに、ふっと安心するようなカシミア素材のニットや、独特のカッティングでゆったりと袖が着けられているコートなど、手にとって、触って初めて出会える心地良さが詰まったアイテムが揃った。

他にも、微妙に色の濃淡を変化させたファブリックを重ねたブラウスや、コットンの生地感が絶妙なデニムパンツ、ストレスフリーを追求したようなスウェットなど、今季の世界観を見ているもの、着ているものが自然と想起してしまいそうなラインナップとなった。

ウェア以外に、アクセサリーも登場。原石の形に沿って象られた、1点もののネックレスやピアス、ブローチなどシックでキュートなアイテムが美しさを際立たせている。