2004年、阿部潤一が「カラー」を設立。
カラー(kolor)は日本のファッションブランド。メンズ・ウィメンズともに展開している。
パターン、素材、縫製のバランスにこだわった、時代の気分にフィットするデザインが人気となっている。デザイナー阿部潤一が手掛ける独創的な色使いとコンセプト、斬新な素材の開発への評価は高い。
創業者でデザイナーの阿部潤一(Junichi Abe)は1965年生まれ。文化服装学院アパレルデザイン科でファッションを学ぶ。卒業後、いくつかのアパレルメーカーを経て、2004年、独立し、自身のブランド「カラー(kolor)」を設立。2005年春夏からコレクションをスタート。
2009年7月、東京南青山にフラッグシップショップをオープン。
2012年秋冬コレクションよりパリ・メンズファッションウィークに参加し、パリコレクションにデビュー。以降、パリファッションウィークを舞台に継続してランウェイコレクションを発表している。同年、「第30回毎日ファッション大賞」大賞受賞。また、新しいメンズブランド「kolor BEACON(カラービーコン)」を立ち上げた。
2013年、ピッティ ウォモにてメインゲストデザイナーに選ばれ、2014年春夏メンズコレクションを発表した。
2019年11月、東京・渋谷パルコに新たな直営店をオープン。2020年11月、大阪・心斎橋パルコに関西初の直営店をオープン。
2022年10月、ウルトラマンとのコラボレーション「カラー&ウルトラマン(kolor & ULTRAMAN)」を発表。限定色のソフビやTシャツ、PVCバッグなどを発売。
2024年、伊藤忠商事傘下のコロネットがカラーを事業継承することを発表。
2025年秋冬コレクションをもって、阿部潤一が“定年退職”としてデザイナーを退任。退任後もカラーのサポートを継続する。
2025年1月、カラーのデザイナーにティーエイチプロダクツ(th products)の堀内太郎が就任。
カラーのデザイナーに就任した堀内太郎は、2003年にアントワープ王立美術アカデミーに入学し、2007年に主席で卒業。2008年に自身の名を冠したレディースブランド「タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)」を立ち上げ、2020年秋冬コレクションをもってブランド休止。2018年秋冬シーズンにメンズブランドとして「ティーエイチ プロダクツ」を立ち上げ、2021年春夏以降、ウィメンズ展開もスタートしている。