2000年、日高久代と宮原秀晃が「サイ」を設立。
サイ(Scye)のアイテムは、イギリスのテーラリングを基礎に置いており、カジュアルでベーシックなアイテムを、より上品にデザインしている。パターン、デザインなど独自の技術を駆使して作られる、着心地がよく、馴染みやすい服が人気。ブランドのロゴとして、動物のサイをモチーフにしたものがる。
サイ(Scye)はブランドのデザインについて、次のようにコメントしている。「19世紀のエドワーディアンズタイルに見られる英国式のテーラリングを、クリエーションのベースに、現代的な解釈を加え、再構築することでクラッシックとモダン融合した新しいスタイルを提案表層的なデザインのみならず、カッティングや内部構造にも配慮したアナトミカルな服作りを特徴としている。」(公式サイトより)
デザイナーの日高久代(Hisayo Hidaka)は文化服装学院卒業後、トランスコンチネンツなど数社のアパレル系企業でデザイナーとしてキャリアを積む。2000年、独立して、宮原秀晃とともにMasterpiece and Co.を設立、同時に、サイ(Scye)というブランドをスタートさせる。ブランド名の由来は、テーラー用語で袖ぐりを表す、サイ(Scye)からきている。日高久代がデザイナー、宮原秀晃がパターンカッターを務めている。
2003S/Sコレクションから、スーツやワンピース、ドレスなどを中心とするライン、「サイ クロージング」を設立。
2006年、ユニクロとのコラボレーションで、デザイナーズコレクションをユニクロの価格で販売する企画、デザイナーズ・インビテーション・プロジェクトに参加。このプロジェクトにはキングリー・シアタープロダクツ、ミントデザインズ、イリアドのような日本のブランドも参加している。
2007年春夏よりベーシックなデザインを展開する「サイ ベーシック」をスタートした。
2017年、サイ(Scye)にとって初の直営路面店「サイ マーカンタイル」が千駄ヶ谷にオープン。店舗限定ユニセックスコレクションをスタート。