1992年、渡辺淳弥が「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン」のチーフ・デザイナーに就任し、東京コレクションにデビュー。2022年春夏シーズンより「ジュンヤ ワタナベ」にブランド名を変更。
「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」は、渡辺淳弥が手がける日本のウィメンズファッションブランド。メンズは「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」として展開。デザインの特徴としては、ツイードやデニム、チェック柄などを多く使用しており、それらがトレードマークに近い存在となっている。
デザイナーの渡辺淳弥(Junya Watanabe)は1961年、福島県に生まれる。84年、文化服装学院デザイン科を卒業し、コム デ ギャルソンに入社。1987年、トリコ・コム デ ギャルソン(後のタオ(TAO))のデザイナーに就任。
初めてのソロコレクションは1992年、「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン」のチーフデザイナーに就任し、東京コレクションにデビューしたとき。その1年後の1993年に、パリ・プレタポルテコレクションにデビュー。(渡辺の名前でデザインされ、コレクションを発表したが、渡辺はコム デ ギャルソンの社員)
1995年度日本エディターズ・クラブのデザイナー賞を受賞。1999年、第17回毎日ファッション大賞で大賞を受賞。
2001年、初めてのメンズコレクションをパリで開く。リーバイスとのコラボレーションでデニム生地中心のものであった。2003年、レディスウェアライン「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン ピンク(COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN PINK)」の展開を始める。(2005年秋冬に終了)
2004年、ダウンウェアで有名なモンクレールとのコラボレーションでダウンジャケットのライン「モンクレール ジュンヤ ワタナベ・コムデギャルソン」を発表。
2008年、トリッカーズ、バラクータとのコラボレーションが発表。
2013年、ロエベとともに「Loewe and JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS(ロエベ アンド ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン)」を発表した。
2022年春夏コレクションより、ブランド名の表記をジュンヤ ワタナベに変更。それに伴い、ジュンヤ ワタナベ マン、アイ ジュンヤ ワタナベ マンに変更。
【渡辺淳弥が手がけているライン】
・JUNYA WATANABE (ジュンヤ ワタナべ:1992年~)
・JUNYA WATANABE MAN(ジュンヤ ワタナべ マン:2001年~)
・COMME des GARCONS HOMME(コム デ ギャルソン・オム:1978年~、渡辺は2003年からデザイン担当)
・eYe JUNYA WATANABE MAN(アイ ジュンヤ ワタナべ マン:ジュンヤワタナべ マンのセカンドライン 2005年~")