トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」シリーズ新作映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が2025年5月23日(金)に公開される。5月17日(土)から22日(木)にかけて、一足早く先行上映も実施される。
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』より、「レコニング」を引き継ぐ作品。”精算””決着をつける”などいくつもの意味を持つ言葉「レコニング」の“ファイナル”と名付けた本作。「ミッション:インポッシブル」シリーズの集大成にして最高傑作と謳われる今作だが、“ファイナル”が意味するのはシリーズの最後?あるいはイーサンの最期?
前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』では、ロシアの次世代潜水艦・セヴァストポリが、推測航法(デッドレコニング)による新たな航行システムため、高度なAIシステムを搭載し試験運用の航海に出るところから物語が始まる。ところが潜航中に、新型AIが暴走し乗組員たちをかく乱。魚雷により潜水艦を自爆させ、セヴァストポリが海の底へ沈む。
そして、イーサンに「全世界を恐怖に陥れる武器を掌握せよ」という新たなミッションが与えられる。AIにかかわるとある特殊な“鍵”を獲得するため、世界の運命を懸け、これまでで最も危険な任務に乗り出す。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』から2か月後の物語を描く『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』では、イーサンが政府によって拘束される場面も。また、宿敵ガブリエルがイーサンに向けて放つ「お前の秘密も暴かれる」という台詞の通り、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去が明かされる。
「デッドレコニング」の最後でイーサンが手にした”鍵”が導くものとは?イーサン率いる新チームが、世界中の人々の運命を掛けた“ミッション”に挑んでいく。
見所はイーサンの内面に迫るサスペンスフルな描写や、スタントマンを起用せずトム・クルーズ本人が行う超人的なアクション。劇中には、おなじみの“トム走り”や空を急旋回するセスナ機に振り落とされまいと食らいつくイーサンの空中アクションも登場。荒れる大海原の真ん中でイーサンが生身で海にダイブするシーンや、危険と隣り合わせの中で撮影が行われた潜水スタントなど、陸・海・空あらゆるロケーションを無頼にした人間離れの超絶スタントに注目だ。
これまでも“不可能”を“可能”にしてきたイーサンが、どのような奮闘ぶりを見せてくれるのか、期待が高まる。
その他キャストが披露するアクションシーンも要チェック。マイナス40℃の極寒の中、北極圏のスヴァールバル諸島では、朝10時から夕方5時までのぶっ通しで行った撮影もあったそう。キャストもカメラマンも、複雑に動き回り、全員で息を合わせて完成したアクションシーンは必見だ。
主人公イーサン・ハント...トム・クルーズ
スパイ組織 IMFに所属する主人公。全世界の秩序を脅かすAI「エンティティ」の影響力の拡大を阻止する任務にあたる中で、自身の過去、罪悪感に向き合わなければならなくなっていく。これまで不可能なミッションを完遂してきたイーサンたちの行いは果たして本当に”善”であったのか?という深い問いが投げられる。彼を待ち受ける運命とは?
グレース…ヘイリー・アトウェル
盗みに長けている。他人を信用しない一匹狼的な女性。とあるアイテムを狙ってイーサンと出会い、共闘することになる。
ベンジー・ダン...サイモン・ペッグ
憎めないお茶目なキャラクターであり、イーサンの盟友。もともとはバックオフィスからイーサンを手助けしていた。コンピューター、ガジェットに強い。『ミッション:インポッシブル3』以降、お馴染みのキャラクター。今作では、『デッドレコニング』から続くキーアイテムの鍵をめぐり、重要な活躍をみせる。