1999年に伊藤弘子が「ヒスイ」を設立。2018年年春夏コレクションよりブランド名を「ヒスイ ヒロコ イトウ(HISUI HIROKO ITO)」に改名。
ヒスイ ヒロコ イトウ(HISUI HIROKO ITO)は日本のウィメンズブランド。
ブランド名の”ヒスイ”に込められているのは、「翡翠」という存在感のある美しい石の色のイメージと英語でJADE(ジェイド)=じゃじゃ馬娘 という違った意味を持つ二面性の面白さ。
「着る人が、新しい内面を発見し、楽しい気分、エネルギッシュになる服。TPOよりも色や形での自己表現を重視し、着る人との深く、身近なコミュニケーションが出来る服を提案」伊藤が語るように、コレクションは独自性が強い。2ウェイ、3ウェイと着ることができような服を提案したり、アシンメトリー、立体的なフォルム、ドレープと、レイヤードとさまざまな手法を用いる。素材もカンガルーレザー、メタル素材などさまざま。
創業者の伊藤弘子(Hiroko Ito)は1966年東京生まれ。90年にニューヨークにあるFITのウェア&マーチャンダイジング科を卒業。94年~98年までコム デ ギャルソンで働き、小物の企画生産を主に担当する。
98年にアーティストの松岡武とともに、「ゼロゼロエスエス」を設立。翌年の99年にブランド、HISUI(翡翠:ヒスイ)を設立する。ブランド名には翡翠(HISUI)には、存在感ある美しい石の色のイメージと、英語でJADE(ジェイド:じゃじゃ馬娘という意味)があり、「違った意味を持つおもしろさ」がブランド名にはこめられている。
2000年、パリ・フーズネクストの展示会に招待され参加。2001年秋冬東京コレクションより、コレクションのデビューをはたす。
2007年春夏のコレクションテーマは「片思いのレモンちゃん」。ステージにはスタッフたちがそれぞれの恋愛観について書きつづった原稿用紙を敷き詰め、2人のモデルが並んで歩き、色柄の異なる同じ形の服を2通りの着こなしで表現してみせた。2007年秋冬は柔らかい素材とメタル素材を都会的にアースカラーでまとめ「ヒスイ族」を提案した。
2008年のコレクションは、星座をテーマにしたもの。ミニワンピースとレギンス、パンツの組み合わせが数多く登場した。光沢あるナイロンを多く使用して、黒、グレーなどシックな色使いで、未来的なコレクションが特徴的だった。
2010年春夏は「pureness」がテーマ。直線のみで構成されたパターンと様々な質感の白のテキスチャーを使用。白一色の中で様々な可能性を追及した。
2012年秋冬シーズンより、リミテッドラインhirokoito@HISUIがスタート。2013年、東京都現代美術館『オバケとパンツとお星様展』に出展。
2018年年春夏コレクションよりブランド名を「ヒスイ ヒロコ イトウ(HISUI HIROKO ITO)」に改名。