1938年、アール・P・ハリバートン・シニアが、アメリカ中西部でハリバートンケース社を設立。
ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)は、アメリカで創業したスーツケース・ラゲッジブランド。
創業者であるハリバートンは、世界中を旅する中で旅行鞄の中にしまった荷物が砂だらけになったり、湿ることに悩んでいた。そこでエンジニアとしての経験と、飛行機製造技術者のアドバイスから、自身で旅行鞄を作ることになる。ケース本体にアルミニウムを用い、砂やほこりを防ぐことができ、かつデザインも優れたハリバートンのケースは評判となっていった。これがゼロハリバートンの代表作で、世界初となるアルミニウムラゲージとして世界中に広く知られていくこととなる。
現在では、ポリカーボネートやカーボンファイバー、ナイロン素材のケースなど、多種多様な素材を使用。ケースも、キャリーオンから預け入れサイズ、アタッシュケース、ナイロンバックパック、カメラケースなど幅広く展開している。
1938年、アメリカ・カリフォルニア州バーバンクにハリバートンケース社を設立する。
1940年、当時銀幕のスターであったマレーネ・ディートリヒが旅行に携行していた様子がカメラに収められた。
1952年、ゼロコーポレーションの傘下に入る。(もともとゼロコーポレーションはハリバートンの製造を行っていた。)
1959年、ケース名を「ハリバートン」から「ゼロハリバートン」に変更。
1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功したが、そのときに月の石を収納したのがゼロハリバートンのケースだった。その時使用されたモデルは「月面採取標本格納器」というものだった。このことによって、ゼロハリバートンの名が知れ渡ることになる。
2005年、日本では大沢商会が代理店で販売していたが、エースが代理店になる。そして2006年にエースがハリバートンの商標と販売権を取得する。
2012年、映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」とコラボレーションしたアタッシュケースを販売。
2013年、ニューヨークに旗艦店をオープン。同年、従来使われていたプレス加工とは全く異なるベンダー加工によって新しいリブ形状を実現した新スーツケース「ZR-Geo(ジオ)」登場。
2015年、カジュアルライン「ゼロニューヨーク(ZERO NEWYORK)」デビュー。
2017年、デザイン、製造部門と本社機能をアメリカに移行。アメリカンラグジュアリーブランドとして回帰を果たす。
2018年、ストリートカジュアルブランド「ゼロブリッジ(ZEROBRIDGE)」が誕生。
2019年、アポロ月面着陸50年を記念した限定テクニカルケースをリリース。