1999年春夏、熊谷和幸が「アタッチメント」をスタート。
アタッチメント(ATTACHMENT)は、日本のファッションブランド。
こだわり抜いた素材を、クリーンで上品なムードへと仕立て上げるのが最大の特色である。素材には、熊谷自身が日本全国の生地産地をまわって集めたものを使用。また、ステッチや縫製仕様などにも力を入れており、あくまでシンプルなデザインながらも、糸の段階から生地の仕立て、そしてディテールにいたるまで、妥協のない徹底したもの作りを続けている。
「アタッチメント」の直営店は、代官山、銀座、六本木、新宿のほか、新潟、名古屋にも展開。また、有名セレクトショップでも数多く取り扱われている。
「アタッチメント」は日本国内向けブランドであり、海外向けには「カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)」を発表している。
また、メンズブランド「アタッチメント」に加えて、ウィメンズブランド「ファモン」も展開。2013年春夏にデビューした前身ブランド「エムエム アタッチメント(MM ATTACHMENT)」が、2020年春夏に改名して現在に至る。デザイナーは京森幸子が務めており、時代の変化にも耐えうるシンプルで普遍的な製作を基調にしつつも、遊び心とモダンな感性をデザインへと落とし込んでいる。
2022年春夏コレクションをもって、熊谷和幸がデザイナーを退任。後任デザイナーは「ヴェイン(VEIN)」の榎本光希。
1999年春夏、デザイナーの熊谷和幸により「アタッチメント」スタート。
2005年秋冬、ウィメンズライン立ち上げ。
2007年秋冬、「カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)」として、パリで展示会形式の発表をスタート。
翌年より海外向けラインとして、ランウェイショーでコレクションを発表。随所にドレープを使用するとともに、黒だけではなく、白やグレー、青緑などのカラーをのせたクリーンでエレガントなコレクションを組み立て、これまでのアタッチメントの製作とは異なる一面を見せた。
2013年春夏、ウィメンズブランドとして「エムエム アタッチメント」がデビュー。「より少ないことはより豊かなこと」をコンセプトに、ミニマルに徹することで逆説的にデコラディブへと解釈したコレクションを生み出す。
2020年春夏、「エムエム アタッチメント」を「ファモン(FEMMENT)」に変更。「エムエム アタッチメント」で熊谷和幸監修のもとデザインに携わった京森幸子がデザイナーを務める。
2022年春夏コレクションを最後に、熊谷和幸が「アタッチメント」デザイナーを退任。後任には、これまで熊谷とともにクリエーションを行ってきた「ヴェイン」の榎本光希が就任する。
デザイナー・榎本光希は、アタッチメント他、ユリウス、アンダーカバーでアシスタントデザイナーを経験。2020年春夏シーズンより、自らが手掛けるブランド・ヴェインを立ち上げ。2022-23年秋冬シーズンよりアタッチメントのデザイナーも兼務している。