1951年、イタリアにて「セルジオ ロッシ」設立。
セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)は、イタリアの高級シューズブランド。
レディースの靴をメインに、そのほかにはハンドバッグなどレザーアクセサリーを取り扱っている。セルジオ ロッシの靴の特徴は洗練され、セクシーかつフェミニンなシルエット、打ち錐のように先のとがった靴で常に細く高いヒールが特徴のスティレットヒールも人気。メンズシューズに関してもスニーカーを中心い取り扱っている。
イタリア北東海岸に位置するサン・マウロ・パスコリがシューズ作りの拠点。伝統的な製法を用い、デザイン、スケッチから完成品までのクリエーションの核となっている。
代表的なモデル
・ゴディバ(Godiva): つま先が細く、フェミニンなシルエットが特徴の「Godiva」パンプスは、洗練されたミディヒールで、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。
・sr1: パンプス「sr1」は、パラジウムのメタルプレートが付いたポイントトゥが特徴的。また、フラットシューズやスリッパもあり、日常でも使いやすい。
1951年、イタリア、サン・マウロ・パスコリで「セルジオ ロッシ」設立。創業者のセルジオ ロッシ自身が父親から受け継いだ技術をベースにシューズの制作を開始。
1960年代後半には、サンダルを中心としたシューズを展開。ボローニャなどで販売した。
1970年代よりイタリアを中心としたデザイナーのコレクションにも多く使用され、ヴェルサーチェ、ドルチェ&ガッバーナ、アズディン アライアなど数々のブランドから高く評価されている。
1999年、グッチグループ(現ケリング)がセルジオ ロッシの株式を取得し、2005年には完全買収。
2004年、エドムンド・カスティーヨ(Edmundo Castillo)がクリエイティブディレクターに就任。2008年、クリエイティブディレクターにフランチェスコ・ルッソが就任。2013年、デザインディレクターにアンジェロ・ルジェリ(Angelo Ruggeri)が就任した。
2020年、創業者のセルジオ・ロッシが84歳で死去。
経営としては、1999年、PPR(現ケリング社)のグループに入るが、2015年、ケリイギリスの投資会社インベストインダストリアルが買収し運営を引き継ぐこととなった。
2021年、中国のフォースン・ファッション・グループ(現:ランバングループ)がセルジオ ロッシを買収した。
2024年、ポール・アンドリュー(Paul Andrew)がクリエイティブ・ディレクターに就任。
ポール・アンドリュー(Paul Andrew)は、ダナ・キャラン、カルバン・クライン、ナルシソ・ロドリゲス、アレキサンダー・マックイーンでキャリアを積む。
2013年、自身の名を冠したブランド「ポール・アンドリュー」でウィメンズシューズのコレクションを発表。
2014年、CFDAファッション・ファンド・アワードのグランプリを受賞。2016年、サルバトーレ フェラガモのウィメンズシューズのデザイン・ディレクターに就任。翌年、2017年には、ウィメンズラインのクリエイティブ・ディレクターに昇格。
2019年、フェラガモの全プロダクトカテゴリーのクリエイティブ・ディレクターに就任し、2021年5月にクリエイティブ・ディレクターを退任。