1970年、ワニー・ディ・フィリッポと妻ナディアが、イタリアのフィレンツェでイル ビゾンテ(IL BISONTE)を創立
イル ビゾンテは、ワニー・ディ・フィリッポがイタリアのフィレンツェで創立した、バッグを中心としたブランド。バッグの他に、財布、キーホルダー、キーケース、名刺入れ、手帳、ペンケースなどのアクセサリーを取り扱う。職人の手作業による仕上げや、日に焼けて次第に変化していくヌメ革に定評がある。
創業者のワニーが語るブランドコンセプトは、「雨がふればどちらも濡れ、晴れればどちらも日に当たり、あなたが日焼けすれば、バッグも日に焼けます。あなたのイル ビゾンテはあなたの一部になります」(公式サイトより)。
アイテムは、耐久性が非常に強く、時を刻むごとに皮が柔らかくなり、色が変化。ベーシックなデザインをベースに、経年と共に“自分色”に染まっていく革製品が人気を博している。
1970年、フィレンツェにて小さな革製品の店を開き、注文に応じて地下室でバッグやベルトを販売。やがて、フィレンツェの他の店からもオーダーが入るようになり、その中のひとつで彼等の友人のいた『プリンチペ』に置いたことから、アメリカ人のバイヤー等の目にとまり、少しづつパリやアメリカなど世界に拡大。
1990年、同じパリオーネ通りに大きくなった現在の店を構える。現在では本拠地フィレンツェをはじめローマ、ニューヨーク更にはカナダ等、各国主要都市にショップを展開。
2008年、新たなメンズライン「イルビゾンテ ウォモ」がスタート。ワニーのユニークなデザインはそのままに、シーズン毎にこれまでとは一線を画す新たなメンズ用アイテムを展開。
2022年、ブランド初のジュエリーブランド「イル ビゾンテ ジュエリー(IL BISONTE JEWELRY)」が誕生。
ワニー・ディ・フィリッポは、1945年、イタリアのヴェネツィア生まれ。車の部品の販売を行っていたが、通信教育などを通して、アートを学ぶ。妻の親戚のバッグ工場で革製品、バッグを作るための技術を学んだ彼は、バッグにユニークなデザインを施し、バッファローのマークをつけた。ビゾンテ(バッファロー)の持つ、力強く誇り高いイメージに魅せられ、彼は自分の作品の印としてバッファローのマークを使用している。