サントーニは、1975年、イタリア・マルケ州にて創業。
サントーニ(SANTONI)はイタリアのシューズブランド。1975年にアンドレア・サントーニが創業。紳士靴、婦人靴、子供靴、アクセサリーと幅広く展開する。1990年にアンドレアの息子ジュゼッペ・サントーニが継承した。
小さな高級紳士靴工房から始まったサントーニは、社内の一貫生産システムによる高品質のイタリアンクラシコやトレンディカジュアルブームの先駆者として、また、大人のレザースニーカーブームの火付け役としても人気を誇るイタリアのトップブランドへ。
イタリアの靴ブランドの中では、歴史の浅い部類に入るが、そのクオリティはアルティオリ、ア テストーニなどの倍以上の歴史を持つブランドに、決して引けを取らない。「伝統と革新」をコンセプトに、伝統や品質を重視しつつも革新的なデザインや技術の導入を続け、海外市場へ積極的に進出。短期間でイタリアの地方の一工房から、世界に名だたる高級シューズブランドにまで成長した。過去には、スイスの時計メーカー・IWCシャフハウゼンや、メルセデスAMGとのコラボレーションも行っている。
研究開発、企画、生産、品質管理等、その全てをコリドニア本社で厳格な管理のもとに実施。メンズクラシックからパンプス、スニーカー、レザーグッズに至るまで、幅広いカテゴリーのアイテムを極めて完成度の高いレベルで生産している。素材は厳選されたもののみを使用。例えば、甲革にはカーフ、ゴート、ラム、アリゲーター、パイソン、オーストリッチ、シャーク、リアルファーなど、多彩な素材を採用している。
ノルべジェーゼやベンティヴェーニャなどの匠製法を操る”リミテッド”ラインを最高峰に、イタリア語で『手作り』を意味する“ファット・ア・マーノ”ラインはハンドソーンやグッドイヤー、ブレーク・ラピッドなどの製法を駆使した多種多様な名靴を輩出。グッドイヤー・アルタッコという独自の製法を持つことでも有名。その他にも、マッケイ製法、グッドイヤーウェルト製法など主流となる製法や、サンクリスピーノ、ベンティヴェーニャなどの製法もモデルに合わせて用いる。
サントーニの特徴として、技術の幅広さも挙げられる。靴のブランドは一般的に、各ブランドの特徴となるシューズの製法、構造を持つのに対して、サントーニはモデルに合わせて、製法などを変える。サントー二フルオーダーのハンドソーンを頂点にノルウェージャン、チェルヴィーノ、ベンティヴェーニャ、グッドイヤーボロネーゼ等、10種以上の製法を採用しており、優れた技術の職人、設備ともに揃っていることがうかがえる。
また、ハンドカラーペインティングによる鮮やかな仕上げもサントーニの得意とする技術の1つだ。
サントーニのシューズは本国イタリアのミラノ、ローマに加え、ニューヨーク、パリ、香港など世界20店舗以上のサントーニブティック、世界中の高級ブランドセレクトショップにて展開。日本では、2017年に東京・銀座に、2019年に大丸心斎橋店に直営店をオープン。