1873年、イギリスでシューズブランド「チャーチ」を設立。
チャーチはイギリスの高級シューズブランド。メンズ、ウィメンズともに展開。
チャーチの特徴はグッドイヤーウェルト製法と呼ばれる、複式縫いの手法を採用し、最後の磨き上げまでに、250の工程(約8週間)を経て、生産される。靴の内側にはバックスキンが張られ、靴擦れを起こしにくいようになっている。もちろん使用している皮革は世界中から集めた最高級のもの。「73」と呼ばれる木型(ラスト)は創業時から受け継がれている。特徴は重く、堅く感じるが、履きなれると、足に馴染み、安定感がでる。吸排湿性で疲れにくくなる特徴を持つ。人気の商品は、ウエストバリー、チェットウィンド。
1873年、中世より革製品と靴産業で栄えてきたイギリスのノーサンプトンにて、トマース、アルフレッド、ウィリアムの3人のチャーチ兄弟が靴のブランド「チャーチ」を設立。
設立から数年で、チャーチは小さな職人工房からハイエンドなフットウエアメーカーへと成長。ノーサンプトンだけでなく、ファッションに敏感なロンドンやその他のヨーロッパの都市でもその名は知られるようになった。
1921年、チャーチの1号店が誕生。1957年に設立した新工場は、現在においてもチャーチの本社として機能している。1965年には女王エリザベス2世が同工場を視察し、優れた輸出功績に対して、英国女王賞が授与された。この受賞により、チャーチは国際的なブランドとしての地位を築いたと言える。
1999年にプラダグループが買収。買収された後、これまでのイギリスの伝統的なイメージから、モード色の強いイメージになりさらに人気を獲得。伝統を尊重することを前提としたプラダグループからの買収の申し出に、ブランドのビジネスチャンス拡大を考えていたチャーチが応じる形でのパートナーシップだった。新たに設けた戦略ガイドラインに基づき、製造面での効率化、コレクションや新商品の企画に対するマーケティング面からのアプローチが導入されたことにより、製造規模のさらなる拡大と、伝統のラインを守りながらシーズンに応じたモダンなスタイルを提案できるようになった。
チャーチは世界中の重要な国際都市に、新ストアをオープンしている。2001年にミラノ(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア)、2002年にパリ(サントノーレ通り)、ローマ(コンドッティ通り)、サンモリッツ(パレスアーケード)、2003年にニューヨーク(マディソン街)をオープンした。
2013年、東京 表参道に日本初となる旗艦店をオープン。