1964年、イギリスシェフィールドの百貨店の服売り場で「トップショップ(TOPSHOP)」がオープン。
トップショップ(TOPSHOP)はイギリスのファッションブランド。
レディース、メンズウェアともに展開し、「トップショップ(TOPSHOP)」がレディースラインでメンズラインが「トップマン(TOPMAN)」。それぞれ、ロンドン・ファッション・ウィークにて発表しているコレクションラインを持ち、トップショップが「トップショップ ユニーク(TOPSHOP UNIQUE)」、トップマンが「トップマン デザイン(TOPMAN DESIGN)」。
トレンド商品の回転の早さやカラー・デザインの豊富さなどが地元イギリスでは人気。
イギリスで最大のファッションチェーングループのアルカディアグループが「トップショップ」を所有しており、グループの基幹業態として、英国に400店舗以上を展開している。現在の店舗展開はイギリスとアイルランドが中心で製品は世界約30ヶ国で販売されている。イギリスの中規模都市ではよく見かけるアパレル系ブランド。
業態からしばしばH&MやZARAと比較されるが、H&MやZARAに比べるとトップショップはややストリート色の強いファッションが特徴。
若手で才能あるデザイナーとのコラボレーションが多いこともトップショップの特徴として上げられる。これまでリチャード ニコル、エマ クック、ジョナサン サンダース、ピーター イェンセン、アンソフィー バック、プリーン、ロドニク、クリストファー ケイン、ルイーズ ゴールディンなどイギリスを中心に活動するデザイナーとのコラボレーションを展開している。
トップショップは1964年、イギリスのシェフィールドにある百貨店、ピーターロビンソンの服売り場の一つとして設立。これがトップショップのスタートだった。1年後の1965年、現在も本店のあるロンドンのオックスフォード・サーカスに店舗をオープン。(オックスフォード・サーカスの店舗は現在、地下2階、地上2階の最も大きな店舗にまで拡大し、週末には20万人の買い物客で賑わうという。)
1974年、ピーターロビンソンから独立し、独立型のアパレル小売業としてスタート。もともとファッショナブルなブランドと言うイメージはなく、80年代、90年代前半とチープなイメージが先行するブランドだった。なお、メンズラインのトップマンは78年からスタートしている。
ブランドが大きく成長したのは1999年、Jane Shepherdsonがブランドディレクターに就任したとき。彼女はトップショップをよりファッション性のあるブランドへと変える戦略を打ち出す。ここからデザイナーとのコラボレーションなどよりハイファッションを追求したデザインにシフトしてゆく。この業績が認められアメリカの高級セレクトショップ、バーニーズ ニューヨークなどでもトップショップの製品が定期的に取扱われるようになる。
2006年9月に東京ラフォーレ原宿2階に「トップショップ/トップマン」をオープン。これが日本国内では初店舗となり日本進出を果たす。(後に撤退)
2007年、モデルのケイト・モスとコラボレーションでケイトモスのデザインによるラインをロンドン、ニューヨークを中心に販売。開店前から行列ができる人気ぶりで世界中で話題になった。日本でも同年5月に販売され話題になる。
2010年春夏シーズン、トップショップ初のメイクアップラインを発売。
2011年、トップショップのクリエイティブ・ディレクターケイト・フェラン(Kate Phelan)が就任した。その後、ウィメンズのディレクターをしていたジャッキー・マークハムが2017年までトップショップ&トップマンのグローバル・デザイン・ディレクターを務める。
2017年、グローバル・デザイン・ディレクターにジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)の元ディレクター、アンソニー・カスバートソンが就任した。