1879年、イギリスのノーザンプトンで設立。
クロケット&ジョーンズ(Crockett & Jones)は、イギリスのノーザンプトンで、1879年、ジェームズ・クロケットと義理兄弟のチャールズ・ジョーンズが創業。イギリスのノーサンプトンはチャーチ、トリッカーズなど、多くの伝統ある靴のブランドが多く拠点を置く地域だが、その中でもクロケット&ジョーンズは最大級の規模を誇るブランド。
大きな工場を持ち、世界中で最も多くの木型の種類を持つ靴メーカーとして知られ、デザインバリエーションや素材選びなど多くの選択肢をもっている。また生産ラインを、合理的かつ効率的に組み立てているため、エドワードグリーンなど、他の老舗ブランドより価格がやや低くなっている。
1足の靴の完成までに200以上の工程を必要とし、約8週間を必要とする。
価格帯とバリエーションの豊富さ、丈夫さから、ビスポーク系の靴の入門的なブランドとしても親しまれている。クロケット&ジョーンズの低価格なラインから入り、ビスポークを学び、より高いライン、オーダーメイド、あるいは他ブランドなどに切り替えていく人が多い。
これまで多くのファッションブランドやビスポークの靴メーカーにOEM形式で製品を供給していた。近年はそれに留まらず、オリジナルの靴の販売も強化している。
多くの高級セレクトショップ、百貨店で取扱があり、日本では伊勢丹(新宿)、バーニーズ ニューヨーク、インターナショナルギャラリービームスなどで販売されている。