1797年、スコットランドで創業。
ジョンストンズ オブ エルガン(Johnstons of Elgin)は、世界最高級のカシミヤと上質なウールを扱う、ニットウェアを中心としたスコットランドの老舗ブランド。創業から2世紀が過ぎても家族経営により、伝統を継承している。
カシミヤやビキューナ、メリノウール、ラムズウール、キャメルヘアーなどの高級素材を使った生地、スカーフ、ホームファーニシングなどを作り続けている。カシミヤとメリノウールの原毛をスコットランドの自社工場で糸に加工。原毛の厳選から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで手掛ける、英国(UK)でも珍しい一貫生産工場をもつメーカー。
エルガンにある織物工場、ホーイックにあるニット工場で作られているカシミア製品は、トップデザイナーや高級メゾン、本物を求める顧客らに支持されている。
ジョンストンズ オブ エルガンは、英国王室御用達ブランドとしても知られている。
1797年スコットランド北東のエルガンで創業。1813年に海外への輸出を開始。
1840年代初期には、エステートツイードとして知られるようになるデザインを生み出す。元来、エステートツイードはスコットランドの寒い天候や丘での生活に耐えるように、重い生地で作られていたが、一般的な生活に使われるようにより軽いものになっていった。
1851年にはカシミアの生地をスコットランドで生産し始める。
1980年、スコットランドのニットウェアの中心地、ホーイックに自社工場を設立。
2013年、プリンス・オブ・ウェールズ(後の国王チャールズ3世)から英国王室御用達として王室御用達に認定される。エステート・ツイード布地を製造・供給する内容についてであった。後の2024年にはさらに範囲を広げ、ニットウェアと織物アクセサリーの製造に関する英国王室御用達許可証を授与される。また、2021年に故エリザベス女王2世から授与された持続可能な開発賞に加えて、2024年には国際貿易における卓越性が認められ、英国国王賞も授与される。