1943年、フランスにてニット工房として創業。1958年にブランド、レオナールを発表。
レオナール(LEONARD)はフランスのファッションブランド。
アパレルから、スカーフ、ネクタイ、バッグなどのアクセサリー類、香水、メンズウェアなど幅広いコレクションを展開している。ショップは世界16ヶ国に進出し142の店舗を構えている。日本では高島屋、伊勢丹、松坂屋、三越など多くの百貨店で販売されている。
レオナールは、ニットにプリントする独特の手法で有名となった。花柄から幾何学系、ポップアート系、サイケデリック系、東洋の和をモチーフにした柄までさまざまなプリントを打ち出している。華やかで美しいプリント柄はランバン、クリスチャン・ディオールなどの有名ブランドからも高く評価されている。
プリントにはシルクスクリーンを惜しみなく使用し、色の組み合わせなど細かい作業は、プリントはレオナールのアトリエの職人によって行なわれ、全工程で数百時間かかるものもあるという。
蘭の花がブランドのインスピレーションの原点となっており、蘭をモチーフにしたシリーズが有名。美しい花柄プリントを用いたドレスやワンピースなどのコレクションが人気。
ジャック・レオナールが1943年にニットの工房を創立。この工房から1958年に、ブランドとしてのレオナール(LEONARD)が誕生する。創始者の1人であるダニエル・トリブィヤールは長きにわたってデザインに関わった。
近年は、シャトネ(Chatenet)夫妻によるデザイナーユニットのウー・ドゥー(E2)やヴェロニク・ルロワをデザイナーに起用し、現代の女性に支持されるデザイン、フォルムを展開している。2011年、約8年に渡って手掛けたヴェロニク ルロワの後任として、マキシム・シモアンスが新クリエイティブ・ディレクターに就任。しかし、2012年4月5日に辞任が発表され、シモアンスは1シーズンのみでブランドを去ることになった。
その後、ラファエレ・ボリエッロや、イーキン・インをデザイナーに迎える。
2016年5月より、デザイナーにクリスティーヌ・フンを起用。
2021年秋冬コレクションより、新クリエイティブディレクターにジョージュ・リュクスが就任。
2023年2月、レオナールのプリントチーフデザイナーを務めるキアラ・ガラッチがフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。