ピーター イェンセンが2000S/Sシーズンにブランドを創業。
ピーター イェンセン(Peter Jensen)は、1969年、デンマーク生まれ。デンマーク王立アカデミーを経て、セントマーチンズで学ぶ。
卒業後の2000S/Sシーズンより自身のブランドをスタート。メンズコレクションからスタートした。
2000A/Wシーズンよりパリメンズコレクションにデビュー。2001A/Wシーズンから発表の場をロンドンに移す。
コレクションには毎回ミューズを設定し、彼女達のモチーフをデザインに落とし込んでいる。ジョディー・フォスター、ローリー・シモンズ、アンナ・カリーナ、ティナ・バーニー、シシ・スぺイセックをはじめとする実在の人物や、想像上のキャラクターなど、ジャンルを問わず様々な女性の人生の一幕や、演じた役柄にスポットを当てている。過去にベルイマンの映画から「ファニーとアレクサンデル」やジョンウォーターズ映画に登場するミンク・ストールから「ミンク」などをテーマとしたことがある。
ピーター イェンセンは、さまざまなブランドとコラボレーションを積極的に行い、2005A/Wシーズン以降はトップショップ(メンズラインのトップマンとも2006A/Wにコラボレーション)と定期的にコラボレーションを行う。フレッドペリーとは、2006A/Wシーズンにコラボレーションを行なった。その他、BuddahoodやFable、メディコムトイといったブランドともコラボレーションを行なっている。
2007S/Sシーズンからは、セレクトショップでありながらオリジナルの靴のブランドを展開する、ビーストアとコラボレーションで、ピーターイェンセン・フォー・ビーストア(Peter Jensen For b-Store)から靴を発表した。
2010AW-SSシーズンにはニューヨークコレクションにも挑戦し、キルスティン・ダンストやマギー・ギレンホールなどセレブに愛されるようになった。
ブランド10周年となる2011年にはDesign Museum Denmark(デンマーク)にて回顧展を開催。ロンドンのV&A美術館のイベント「Fashion in Motion」でも、アーカイブと最新コレクションをミックスしたスペシャルショーを行った。このFashion in Motionでは、過去にアレキサンダー・マックイーン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ヨウジヤマモト、ジャンポール・ゴルチエ、ジャイルズ等世界的デザイナー・ブランドが選ばれてスぺシャルショーを行っている。また、10年間のデザインをインスピレーション源と共に紹介する記念本「Peter Jensen &...」も出版した。
現在は自身のブランドを手がける傍ら、セントマーチンズの客員教授として教鞭をとっている。