2002年、デレク・ラム(Derek Lam)が、デレク ラム社を設立し、自身の名を冠したブランド「デレク ラム」をスタート。
デレク ラムは、アメリカのファッションブランド。アメリカらしいスポーティーさにモダンなエッセンスを加えたコレクションが特徴。セカンドラインとして、「デレク ラム テン クロスビー (DEREK LAM 10 CROSBY)」も展開している。
創業者でデザイナーのデレク・ラム(Derek Lam)は、1967年、アメリカのサンフランシスコに生まれる。1990年米国の名門ファッションスクール、パーソンズ スクール オブ デザイン卒業。卒業後、直ぐにその才能がマイケル・コースの目に留まり、コレクションラインのアシスタントデザイナーとして採用された。
マイケル・コースで4年間勤務した後、香港に渡りアジア最大規模の直販ブランドに就職した。この多国籍環境下での多くの経験が、その後の彼の仕事の貴重なベースになっている。
香港での仕事の後、デレク・ラムはニューヨークに戻り再びマイケル・コースのもとで働くこととなった。「コース(KORS)」ラインのデザイン担当副社長として復帰した。そして、卒業後12年間の豊富な経験を経て、満を持して2002年、ビジネスパートナーであるヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan-Hendrik Schlottmann)とともにデレク ラム カンパニー(DEREK LAM International, LLC)を設立した。
2003年9月、ニューヨーク・ファッション・ウィークで正式にランウェイデビューを飾った。この2004年春夏コレクションは大好評を博し、WWD、ヴォーグ、ハーパース・バザー、エル、ファッション・ワイヤー・デイリー、Style.com、などの誌面で絶賛された。また、世界中のバイヤー達の注目を集め、以来、デレク ラムの服はバーニーズ・ニューヨーク、バーグドルフ・グッドマン、ニ―マン・、マーカス、ノードストロムなどのアメリカ国内の専門店を始め、イギリス、ロシア、ドイツ、スペイン、フランス、日本、香港、シンガポール、タイ、そして韓国などのトップクラスのセレクトショップで販売されている。
2004年、ニューヨークの新進デザイナーに贈られる第三回Ecco Domani Fashion Foundation Awardを受賞。同年、アメリカ ファッション デザイナー協議会(CFDA)の新進気鋭のデザイナーに贈られる、ペリーエリス・スワロフスキー賞にノミネートされ、翌2005年には同賞を受賞した。
2005年、トッズのクリエイティブディレクターとなり2010年まで活躍した。
2011年、ディフュージョンラインの「10 CROSBY DEREK LAM(テン クロスビー デレク ラム)」をスタート。2012年春夏リゾートコレクションでファーストコレクションを発表する。2015年春夏コレクションより「DEREK LAM 10 CROSBY(デレク ラム テン クロスビー )」に改名。
2020年、パブリック・クロージング・カンパニーの傘下に入る。