1965年、アメリカにて創業。
ハンティング・ワールドはアメリカのブランド。バチュー(BATTUE)をはじめとするバッグが人気。
ハンティング・ワールドのロゴは、幸福を表現する「牙のない子どもの象」をモチーフにしたもの。アフリカの地に敬意と愛を込めている。
ハンティング・ワールドのシグネチャーは3層構造の機能素材バッグ「バチュー・クロス」。レザー化にも成功しており、レザー化に際しては、アニリンで染色し、ナチュラルな美しさを生み出す「Battue Leather」と呼ばれる素材を使用。この製品は耐衝撃性や軽さの点でも高く評価されている。
ボブ・リー(ロバート・M・リー)が1965年に創業。ニューヨークに生まれる。建設技師としてキャリアをスタート。55年、アフリカを旅行し、アフリカの自然に強く魅かれる。これを機に59年、アンゴラにサファリツアーの会社「リーエクスぺディションズ」社を設立。会社を運営する一方で、アフリカでは野生動物の保護や調査なども行った。
また、観光客を案内する中で、彼らが持ち込むラゲージやテントがアフリカで使用するには役に立たず、より丈夫な製品が必要だと感じたところから、テントやラゲージの改良、デザインを始める。
65年、アンゴラでの内戦が激しくなり、事業を中断しなければならない状況に追い込まれる。アンゴラを去り、ニューヨークに戻って「ハンティング・ワールド」を設立。アフリカでの経験を活かして、アウトドア製品、スポーツ用品の製造事業をスタートさせる。特に、より丈夫なバッグが必要だと考え、新素材の開発研究、また製造を始める。
結果的にはこの努力がハンティング・ワールドのシグネチャーとも呼ばれるバチュー・クロスを世に送り出すことに繋がる。バチュー・クロス製のバッグは零下50度でも断熱と衝撃の吸収が利くほど丈夫なものであった。その後、バチュー・クロスは改良が重ねられた。
創業から40年以上経過した現在、ハンティング・ワールドは、バッグ、アウトドアの範囲を超えて、時計、ネクタイなども含めた総合アパレルメーカーとして展開するまでに至る。
2018年春夏、ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)を手掛ける相澤陽介を、クリエイティブチームのディレクターとして迎える。イタリアで開催された「ピッティ・イマージネ・ウォモ」にて、ブランド初のランウェイショーを開催。ランウェイショーは、過去50年を超える歴史の中で初めて。ウエアを含むフルコレクションをメンズ・ウィメンズ全40ルックで披露した。
2023年秋冬シーズンより、デサントが企画するブランド「ハンティング ワールド クラフテッド バイ デサント.ラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB)をスタート。主にアウトドアアパレルアイテムを展開する。