1938年、ラルフ・オストロフがニューヨークでポール スチュアート(Paul Stuart)を創業。
ポール スチュアートは、ニューヨークの高級紳士服ブランド。
本国の直営店では、ポール スチュアート独自の視点で、世界各国のクリエイター、メーカーにオーダーし、セレクトした商品展開で独自のスタイルを確立。すべての商品にストアネームをつけて展開するセレクトショップと言える。
「スタイルがあるということは流行を取り入れるということとは別物である」、というシンプルな信念を持ち続け、トレンドに左右されることなく、自分自身のライフスタイルに合わせて、パーソナリティーが表現できるスタイリングを提案する。
英国の仕立服の代名詞としてロンドンの「サヴィル・ロウ」が挙げられるように、ポール スチュアートは「アメリカのサヴィル・ロウ」と呼ばれる。ラルフ・オストロフの娘婿クリフォード・グロッドが1952年に共同経営者に就任したことを機に、イギリスやイタリアなど世界中から選りすぐった商品を、ブリティッシュの伝統とニューヨークの現代感覚でアレンジした「コンテンポラリー・クラシック」スタイルで提案。英国の伝統にアメリカ流に解釈した、折衷主義が見て取れる。
また、紳士服の他、婦人服も展開している。
1938年、創業者であるラルフ・オストロフが、ニューヨークのマディソン・アヴェニューにアイビーリーグ出身者を対象とした紳士服専門ショップとしてオープン。ブランド名で店名となる「ポール スチュアート」は、長男であるポール スチュアート・オストロフの名前に由来する。
1978年、ポール スチュアート・ジャパンが設立され日本での展開をスタート。
1981年、青山店と銀座店、89年、神戸店をオープン。
2020年、石垣の外観が特徴的な青山店が移転のため閉店。