2002年10月パリにて、「Y-3(ワイスリー)」を発表。
2002年10月、アディダスは、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)のデザイナーである山本耀司をY-3クリエイティブ・ディレクターに迎え「Y-3(ワイスリー)」を発表。
アディダスのトレードマークである3本線の配置やパターン、色使いに山本耀司が作り出す独特なテイストを加えて、トレンド、ファッション性の高いスポーツウェア、モダンなスポーツスタイルを表現している。スポ―ツとモードをかけ合わせたスニーカーやTシャツ、キャップ、パーカーなどを揃え、革新的なスポーツウェアとして注目を集める。
ヨウジヤマモトらしいゆったりとした分量感や、ブラックを基調としたデザインも取り入れつつ、アクティブで機能的な素材を使ったカジュアルな仕立てやストリートライクな佇まいを展開。Y-3、アディダス、ヨウジヤマモト、それぞれのアイコニックなロゴや、スリーストライプスをフィーチャーしたデザイン、トロピカルな花柄やヴィヴィッドなグラフィックプリントも、しばしば散見される。
スニーカーは毎シーズン種類豊富に展開しており、2018-19年秋冬コレクションにてデビューした「Y-3 カイワ(KAIWA)」や、アディダスの「スーパースター」をベースにした「Y-3 ヨウジ スーパー(YOHJI SUPER)」など、それぞれのモデルには名前が付けられている。
アディダスとヨウジ ヤマモトは2001年秋冬ウィメンズコレクションからコラボレーションのプロジェクトを開始。「アディダス フォー ヨウジヤマモト(adidas for Yohji Yamamoto)」のブランド名で限定的にコレクションを展開していた。
2003年春夏コレクションからY-3が本格始動する。
スタート時はパリにて発表していたが2005年より、ニューヨークコレクションに発表の場を変更。2014年秋冬コレクションより、パリへ場所を移し、メンズ・ファッション・ウィークにて新コレクションを発表している。
2006年、東京、表参道(南青山)に日本初の旗艦店をオープン。ウェア、シューズ、バッグ、アクセサリーまでトータルで展開。また同年、中国、北京にショップをオープン。
2009年、アーティストのMOMOとコラボレーションでスニーカーやウェアを発表。
2010年春夏コレクションからサムソナイトとコラボレーションで「Y-3」ブランドのトラベルバッグなど、レザーアクセサリー製品を製造・販売する。
2014年、「2014 FIFAワールドカップブラジル」へオマージュを捧げるカプセルコレクションを発表。
2017年3月には、東京・表参道ヒルズに新店をオープン。※現在、表参道の旗艦店は閉店。
2018年、アメリカのプロバスケットボールリーグNBAプレーヤー「ジェームス・ハーデン」から着想を得たカプセルコレクションを発売。
2019年、ラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス(ALL BLACKS)」が「ラグビーワールドカップ2019」で着用する公式ユニフォームを製作。
2023年3月、新コレクション「Y-3 アトリエ(Y-3 Atelier)」を発表。ヨウジヤマモトのランウェイに登場したコレクション・ルックのパターンを踏襲しつつ、アディダスの機能的な素材を組み合わせたアイテムを展開する。