映画『ウィキッド ふたりの魔女』が、2025年3月7日(金)に公開。シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデがW主演を務める。
不朽のブロードウェイミュージカルとして20年以上愛され続ける「ウィキッド」が映画化。エミー賞やグラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ女優で歌手のシンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連かつ世界的なアーティストであるアリアナ・グランデが主演を務め、対照的なふたりの魔女に扮する。これは2人の魔女の友情の物語、そして自分らしさとは何かを描いていく。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』の舞台は、魔法と幻想の国・オズ。物語は、見た目も性格も正反対のエルファバとグリンダが、大学の寄宿舎で偶然ルームメイトになるところからはじまり、最初こそ衝突してしまうふたりは自身たちの魔法の力に戸惑いながらも、次第に友情を深めてゆく。
たとえば、心弾む軽快なメロディとコミカルな歌詞で構成された人気の楽曲「ポピュラー」は、グリンダとエルファバの友情のはじまりを映し出す楽曲だ。グリンダはエルファバをもっと人気者な存在にするため、男子との駆け引きからもてあそぶ方法まで、さらに“靴の選び方や髪型”までテクニックを伝授してエルファバの自信を引き出そうとする。
本当の意味での「善」をまだ理解できていないながらも、エルファバのことを真剣に思って、「善い魔女」としての振る舞い方を教えてあげるグリンダと、自分の弱さを見せはじめるエルファバ。2人の友情にとってターニングポイントとなる一場面となっている。
後に、自身の秘められた本当の力に気づいたエルファバは、オズの魔法使いと出会い、オズに隠されたある秘密を知る事に。それが世界の、そしてエルファバとグリンダの運命を決定づける事になる。
「あなたなら何でも出来るわ」と優しくエルファバを支えるグリンダ。凛とした表情で「私を恐れるべきよ」と強く言い放つエルファバ。逆風に立ち向かっていくエルファバとグリンダだが、やがてふたりは世界から「悪い魔女」「善い魔女」として語られることになってしまう。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』では、そんなふたりの眩しくも切ない“始まり”の物語が描かれる。ガラスを突き破って空高く舞い上がるダイナミックな飛行シーンや、オズの国で繰り広げられる冒険の数々、そして秘められた可能性の開花と共に、ふたりの魔女が辿る運命の行く末とは。劇中で歌われる名曲「ディファイング・グラヴィティ」にも注目だ。
なお、映画『ウィキッド ふたりの魔女』日本語吹替版では、映画やドラマのほか舞台でのミュージカル経験も豊富な高畑充希がエルファバ役を、歌手・ミュージカル俳優であり今回が吹替初挑戦となる清水美依紗がグリンダ役を担当。このほか、入野自由や山寺宏一、ゆりやんレトリィバァ、kemio、田村芽実といった多彩な声優陣が作品を盛り上げる。
エルファバ…シンシア・エリヴォ(吹替:高畑充希)
緑色の肌をもち周りから誤解されている。誰よりも優しく聡明でありながら、家族や周囲から疎まれ孤独に過ごしている。シズ大学の寄宿舎でグリンダと偶然ルームメイトになり、当初は反発しあいながらも友達に。周囲から偏見や不当な先入観を受け、まだ自分の本当の力を見いだしていないのだが、やがて世界に「悪い魔女」として語られることになる。
グリンダ…アリアナ・グランデ(吹替:清水美依紗)
野心的で、周囲の人気者。まだ内面には葛藤があり自分の本当の心を見いだしていない。ルームメイトのエルファバとは正反対の性格で衝突し合うも、徐々に友情を深めていく。やがて世界に「善い魔女」と語られることになる。