ストップモーション・アニメ映画『かたつむりのメモワール』が、2025年6月27日(金)より全国公開される。
映画『かたつむりのメモワール』は、アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞した『ハーヴィー・クランペット』や、長編アニメ『メアリー&マックス』で知られるアダム・エリオットが、製作期間8年を費やしたストップモーション・アニメ。エリオットは本作でもCGやAIに頼らない昔ながらの手作業にこだわり、まるで生きているかのような表情豊かなキャラクターたちを、得意のクレイアニメーションでひとコマずつ丁寧に作り上げた。
第97回アカデミー賞では、長編アニメーション映画賞にノミネート。受賞の期待も高まる作品だ。
描かれるのは、幼い頃から孤独を抱える女性グレースの波乱万丈な半生。カタツムリを集めることだけが心の拠り所になっていたグレースが、個性豊かな人々との出会いと絆を通じて、少しずつ生きる希望を見出していく姿を映す。時にはブラックユーモアも織り交ぜながら、誰もが共感できる人生の喜びや悲しみを温かな視点で描き出した。
主人公・グレース
母親は出産と同時に亡くなり、双子の弟ギルバートと父親の3人で幸せに暮らしていた。しかし突然父も亡くし、ギルバートとも離れ離れに。2人は再会を約束するが、グレースは寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所になる。そんなある時、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い...…。
グレース
ギルバートの双子の弟。同級生にいじめられるギルバートをいつも守ってくれていた。
グレースとギルバートの父
愛情深くひょうきんな性格。睡眠時無呼吸症候群により、突然亡くなってしまう。
ピンキー
変なことばかり言う陽気な婆さん。グレースとはいつしかかけがえのない友だちになっていく。
1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちのグレースは学校でいじめっ子の標的にされているが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。
しかし突然、父が睡眠時無呼吸症候群で亡くなり、グレースとギルバートは別々の里親の元で暮らすことに。離れ離れになった2人は手紙で励まし合い「いつか必ずまた会おう」と約束するが、グレースは寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となった孤独な日々を送るようになる。そんなある時、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、2人はいつしかかけがえのない友だちになっていく...…。
【作品詳細】
映画『かたつむりのメモワール』
公開日:2025年6月27日(金)
監督・脚本:アダム・エリオット
声の出演:サラ・スヌーク、ジャッキー・ウィーバー、コディ・スミット=マクフィー、ドミニク・ピノン、エリック・バナ、ニック・ケイヴ
原題:Memoir of a Snail
配給:トランスフォーマー