第68回カンヌ国際映画祭は、コンペティション部門に是枝裕和監督作『海街diary』がノミネートされ、『岸辺の旅』を手掛けた黒沢清監督が、ある視点部門の監督賞を受賞。ある視点部門のオープニングは、河瀬直美監督の『あん』が飾り、日本勢の力作が数多く揃った。

フランス・カンヌには、『海街diary』に出演した、長澤まさみ、綾瀬はるか、夏帆、広瀬すず、また台湾のホウ・シャオシェン監督作『黒衣の刺客』に出演した妻夫木聡も駆けつけ、レッドカーペットには、世界中のセレブリティが集結。最新ドレスに身に纏い、華やかなドレススタイルを披露した。

女優の夏帆サンローラン(Saint Laurent)のドレスを着用してレッドカーペットに登場した。夏帆が選んだのは、美しいドレープが目を引くジョーゼット素材のドレス。奥深いブルーカラーのドレスに身を包んだ彼女は、レッドカーペットの上でも一際存在感を放った。

夏帆は今回のレッドカーペットを歩いた時の気持ちを次のように語っている。「胸をはって良いと思える作品なので、こんな風にみんなとここで歩けることがすごい嬉しいです」。

女優の長澤まさみステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)のドレスを着用。

深いグリーンとブルーの2色でカラーリングされたロングドレスは、長澤の美しいボディラインを強調。ウォーキングにあわせて見え隠れするドレープが美しい。アメシストなどのカラーストーンが、長澤まさみの美しさや女優として凛々しさをより際立たせた。

スーパーモデルのララ・ストーンはヴェルサーチ(VERSACE)のヴィンテージドレスをセレクトし、『ユース(Youth)』のプレミアに登場。

ジャンニ・ヴェルサーチが手掛けた、上品なドレスには、同色のシューズを合わせ、シャイニーカラーでまとめあげた。アップスタイルのヘアで、より洗練された印象に。

ディズニー / ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』のプレミアに登場した、メラニー・ロランはショーメ(CHAUMET)のイヤリングを着用。ハイジュエリーコレクション「ルミエール・ドー」から、イエローゴールドとイエローサファイアが輝く、大振りなジュエリーをセレクトした。アクセサリーの輝きを引き立てるように、ヘアメイクは淡いピンクリップを主役に、ナチュラルに。フランス人女優らしい気品ある佇まいで、来場者を魅了した。

映画『マッドマックス 怒りのデスロード』のプレミアに、ナオミ・ワッツがブルガリ の新作ハイジュエリーコレクション「ジャルディーニ・イタリアーニ」を纏って、登場した。イタリア庭園の花壇を想起させる、幾何学模様に並べられたダイヤモンドとホワイトゴールドが眩いほどの輝き、 グラマラスな胸元を演出。透け感のあるブラックのベアドレスをセレクトし、美しいドレススタイルを披露した。

サンローラン(Saint Laurent)のホワイトドレスを優雅に着こなしたのは、モデルのカーラ・デルヴィーニュ。アシンメトリーなデザインのドレスは、風になびきふわりと揺れていた。足元には、シルバーのミュールをプラス。4連のネックレスが、華やかなパーティースタイルを完成させた。

コンペティション部門の審査員賞受賞作『The Lobster』に出演した、ベン・ウィショーはディオール オム(DIOR HOMME)のタキシードに身を包み、レッドカーペットに登場。ブラックのレザーシューズと蝶ネクタイをセレクトし、クラッシックにまとめ上げた。

カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の最後を飾った映画「マクベス」のプレミアにて、ブルガリ(BVLGARI)のジュエリーを身に纏った、シエナ・ミラーが登場。カンヌ国際映画祭の陪審員も務める彼女は、色彩やかなイヤリングとエメラルドのリングを着用し、一際ラグジュアリーな雰囲気を漂わせていた。

そこに合わせたのは、レッドのグログラン ボウをあしらったグッチのシルクジョーゼット ティアードドレス。彼女のチャーミングな笑顔に、ぴったりな装いだ。