ポール & ジョー(PAUL & JOE)の2016年春夏コレクションが、2015年10月6日(火)にパリで発表された。今シーズンは、海辺の開放感漂うコレクションを展開する。
コレクション内で象徴的に用いられたのが、ヤシの葉などをモチーフにしたプリント。大胆なアメリカンタッチで描かれたプリントは、マキシドレスやTシャツ、スイムウェアなど、リラックス感のあるアイテムに描かれる。特にゆったりとしたドレスのシルエットは、バカンス柄との相性が抜群。サンセットパーティーのように、明るくて、どこか哀愁も漂う雰囲気を感じさせる。その一方で、デニムとルーズシャツ、Tシャツとロングスカートなど、肩の力を抜いたスタイルも西海岸風だ。
また今シーズンは、シルバーのメタリックカラーやスパンコール、ラインストーンなど、輝くディテールや色使いをアクセントに。特にシルバーは、パンツやドレスから、バッグ、シューズなど幅広いアイテムに用いられる。存在感ある輝きを放つため、色味が少ないコーディネートでも一気にスタイルを華やかにしてくれる。
そして最後にカラーレンズのメガネに注目。ティアドロップ型のアイウェアはレトロな匂いを感じさせながらも、目元の透明感が女性さしさを感じさせるアイテムだ。ミラーレンズやブラックレンズになりがちな夏のアイウェア使いを、懐かしくも斬新なカラーレンズに置き換えるという提案で、サンセットパーティーの注目を一手に引き受けるようなスタイルを演出した。