カラーパレットは、アースカラーが中心。大地、木々、湖、豊かな森などを彷彿とさせる、ベージュ・カーキ・グリーンがコレクションに調和を持たせている。
最後に登場した、全身が真っ白なウェアのタイトルは「平和の鳩」。コレクションの中には、平和をテーマにしたアイテムが差し込まれており、メッセージ性の強いショーとなった。
コレクションでは構築的なウェアが多数披露された。このことに関して、デザイナーは「社会のマニュアル化(画一化)に対するアンチテーゼとして、手が込みすぎている服を作ろうと思いました。」とコメントを残しており、様々な面で、見る人に考えるきっかけを与えるようなショーを完成させたといえるだろう。
福岡は全国的に見ても、セレクトショップや古着屋の多い街として有名。特に、赤坂・天神付近は、ストリートから、アウトドア、有名百貨店、そしてメゾンブランドまでが出店している。そんな福岡で、日本有数の「展示会場」として35年の実績を誇る福岡ファッションビルが「ファッションをもっと盛り上げたい。」という思いから今回のショーを企画。若手ファッションブランドの支援を目指し、様々な才能や可能性を、福岡から発掘、発信していくこととなった。
今回開催されたショーに関して、福岡ファッションビルの代表取締役 本田義博は次のように語る。
「福岡ファッションビルは、博多駅から近い立地上、オフィスなどの需要はとても高いのですが、ファッションビルだからこそできるイベントを開催したいと思っていました。また、様々な展示会を当ビルでは実施してきましたが、福岡の若手デザイナーとの接点が少ないことにも気が付き、今回のファッションショーという初めての試みを企画してみました。ちなみに、“福岡発”というコンセプトもあり、モデルも写真撮影も、実は地元の人で行っています。」
「このショーは、発表だけにとどまらず、展示会もあわせて開催し、さらにショーでポップアップショップもオープンします。このように若手をバックアップしながら、福岡のデザイナーを東京のみならず、アジアに発信できるようになるといいですね」。
ショー開催後は、3月1日から福岡PARCOにて、参加ブランドの衣装展示と共に期間限定ストアもオープン。ショーで気になったブランドの服を買うのもよし、興味のある服のディテールを、より近くから見るのもよし。ファッションショーとは異なる洋服の楽しみ方も提案する。
【概要】
タイトル 『Revo×Labo Fukuoka Presented by Fukuoka Fashion Building 』
開催日時:2017年2月11日(土)
場所:福岡ファッションビル 1F
住所:福岡市博多区博多駅前2-10-19
観覧:無料 (招待状が必要)
参加ブランド:DE:CODE、またどまーじゅ、和洋折衷
【期間限定ストア】
REVO LABO FUKUOKA in 福岡PARCO
日程:2017年3月1日(水)~3月17日(金)
営業時間:10:00~20:30
衣裳展示会場:福岡パルコ本館2階エスカレーター横 天神ラボ特設会場
販売イベント:福岡パルコ本館2階WALL
【限定ストア問い合わせ先】
WALL福岡店
住所:福岡県福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコ2F
TEL:092-235-7173
Mail:wall_fukuoka@hpgrp.com