パリファッションウィークで発表された、ニコラ アンドレア タラリス(Nicolas Andreas Taralis)の2012年春夏コレクション。 真っ白な壁とランウェイから登場した、白の薄い素材のドレスは、空間を纏うような神秘的な佇まい。
軽い素材でゆったりとしたふくらみを持つエアリーなジャケットなど、落ち着いた表情を見せ、 体に巻きつけるようなトップスも、どこかやさしい印象を感じる。 薄い素材をタックで重ねることで生まれる色のニュアンス、布のボリューム感の違いで魅せたドレスは、控えめながらもドラマチック。 白のアイテムに黒のステッチが施されていたり、サルエルパンツにゴールドのファスナーがついていたりと、細やかなアクセントも光る。
洗練されていながらも、どこかやさしさを感じる、白と黒のコントラスが美しいコレクションだ。