スタイリスト、DJとして活動するPELI(ペリ)が立ち上げた、ファッションブランド「パメオ ポーズ(PAMEO POSE)」。水着に見えないスイムウェア、スタイルがよく見えるプラットフォームシューズなど、女性の心を掴むアイテムを続々と生み出しているブランドだ。春、夏、秋、冬と4回に発表されるコレクションは、架空の物語や海外の文化、音楽など、様々なインスピレーションから生まれている。2016年4月には、東京・表参道に初の路面店をオープンした。※(パメオ ポーズ 表参道)
キャッチーなデザインは纏うだけでハッピーに。ストリートスナップからも「パメオ ポーズ」のアイテムを身に着けている人が見受けられる。今回は、彼らのコーディネートを特集。さらに、デザイナーPELIのスタイリング法までまとめて紹介する。
ミチ(Michi ) &よしあき (Yoshiaki)姉弟は、パメオ ポーズのペアルックを披露。ブランドの中でも人気の高いワンピースから、ブラック&ホワイトのデザインを手に取ったミチさんは、シューズも黒色をセレクトしてモノトーンルックを完成させた。色彩が控えめな分、大きな襟や袖口、ウエストラインのラインアクセントが際立っている。
一方、弟のよしあきさんは、パメオ ポーズのショートパンツをセレクト。ひざ上のレングスとセンタープレスで上品さを保ちつつも、バックルデザインでパンチを効かせた一着。トップス、シューズはブラックでまとめて、ミチさんとの”お揃い感”を巧みに演出している。
「スペイン」をキーワードにした、パメオ ポーズ2017年春コレクションから、「サグラダ・ファミリア」モチーフのデニムを選んだユウナさん。デニムの表裏を利用して描かれた「サグラダ・ファミリア」のシルエットデザインは、2017年春コレクションの中でも抜群の存在感だ。
この個性を際立たせるように、トップス、ボトムスを同系色でまとめた。はと目付きのレザーベルト&レザーストラップでロックなアクセントを効かせ、オフショルダーで抜け感を作る。ショート丈のトップスも、セクシーになりすぎずスタイリッシュに決まっている。
同じく、パメオ ポーズのデニムラインから登場するのは、ボリュームコート。 石谷梨華さんがセレクトしたのは、ジップでレングスを調整できるアウターだ。 このジップを途中まで開けてアレンジ。バックスタイルはロングコートそのものだが、前から見るとまるでブルゾン。ジップを開閉することで、裏地のカラーラインをのぞかせ、技ありのスタイリングを披露する。
ボトムスは、コート同様にボリュームパンツを。ライトカラーの髪色が重量感のあるシルエットを中和している。
全身パメオ ポーズで登場したのは、本山順子さん。白のシャツワンピースで清楚に決め、カラフルアクセサリーで遊びを加えた。
ブランド設立当時から注目を集めるプラットフォームシューズシリーズから、ブルーのラメが光る「BALLET SHOES」を選択。ピアノ鍵盤から着想を得た独創的なフォルムのヒールは、スタイルをよく見せてくれるだけでなく、歩きやすいのもポイント。編み込みヘアでヘアをタイトにまとめたら、耳元には、レッドビジューとパールを組み合わせたイヤリングを纏って。アクセリーは、色や光沢感で遊びを加えれば、シンプル服もたちまちパーティー仕様になる。
和柄のトップスと刺繍入りのエスニックスカートを可愛いく着こなす、齋藤明里さん。「ワルツルック」をキーワードに、クラシック音楽の要素を反映させた2016年春コレクションからブラックのバッグをチョイスした。ラウンドフォルムのバッグは、シンプルなデザイン。華奢なストラップと中央に配された、音楽のモチーフがポイントだ。
洋服は一つひとつ個性が強いが、全体のカラートーンをまとめ、シンプルな小物を合わせることで、全体に統一感が生まれている。
この夏、ぜひマネしたいのは笹野絹枝さんの浴衣コーデ。日本を象徴する浴衣をメインに、 パメオ ポーズのアクセリーを合わせてポップに遊んだ。
藍色の浴衣にグリーンの帯、寒色系でまとめたスタイリングには、ミルキーピンクのクラッチバッグを組み合わせてフェミニニティなエッセンスを。バッグは一見可愛らしいが、芝生を取り入れていたり、「ATHENAI PICNIC」のロゴを配していたりと一癖あるデザインだ。
デザイナーのPELIさんは、 パメオ ポーズのアイテムでフォーマルなスタイリングを披露。 2016年夏コレクションから、黒色のオールインワンを手に取った。装飾はなくスッキリとした印象であるが、ウエストの高い位置での切り替えやセンタープレス加工によって、スタイルがよく見える。ショルダーラインに配された、大きなリボンもポイントだ。
バッグもブラックでまとめて上品さを演出し、ゴールドのヘアとホットピンクのリップで華やかさを演出。ヘア&メイクでアレンジを加えるのは、上級者ならではのテクニックだ。