2012年2月21日、ピーター イェンセン(Peter Jensen)がロンドンファッションウィーク期間中に、2012-13年秋冬コレクションを発表した。今シーズンは、1982年に設立されたハットブランド「BERNSTOCK SPEIRS」のデザイナーであるThelma Speirs(テルマ・スペアーズ)がミューズとして選ばれた。彼女はピーター・イェンセンとは公私ともに親しい間柄で、今季登場したラビットハットも彼女のブランドとのコラボレーションによるもの。
白地に黒と赤のチェック柄のアイテムや、シャツブラウスにAラインのスカートを合わせたルックなどトラッドの装いがメイン。首からネックレスとしてかけられたヘッドフォンがコーディネートのアクセントとして登場したが、テルマ・スペアーズのトレードマークなのだそう。ヘアスタイルも彼女のイメージからウェーブのかかったグレーヘアで統一された。
グッドガールスタイルに、グリッターのベルトやラビットイヤーのキャップがチャーミングな印象を添えている。ゴールドに輝くフリンジスカートやヒューシャーピンクのロングスカートなどポップなデザインも目を引いた。ブランドシグニチャーであるラビットは、ニットや細身のベルトにも顔を出し、シックかつユーモアセンスの溢れるトラッドスタイルが完成した。