アニエスベー(agnès b.)の2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク最終日の2017年10月3日(火)に発表された。
今季はフレンチシックなムードを残しつつも、若々しいテイストにシフト。カジュアルウェアと鮮やかなカラーを散りばめて、フレッシュに仕上げた。
スクエアネックのワンピースやパンツスーツといった、アニエスベーらしいクラシカルウェア。そこに加わるのは、日本のストリートでも人気のあるブランドロゴTを筆頭に、スウェットフーディ、スタッズ付きのキャップといったストリートの要素だ。
ロゴTシャツはメッシュTシャツのインナーとして、またはタンクトップ型になりスカートの上に重ねたレイヤードピースとして活躍。ブラック&ホワイトでまとめたスタイルは、パンクのテイストも感じさせる。また、チノパンやオーバーオール、ポケット付きシャツなど、ワークウェアとの起用も今季らしい。
ファブリックはリネンやコットンなどが多く、ラフな印象。新しさと言えば、軽さのあるレザーがポイントに。アニエスベーのアイコンである、たくさんボタン並んだカーディガンやレギンスになって登場した。
毎シーズン様々な風景を捉えたプリント。今季はパリの街のアイコンであるエッフェル塔や広大な田園風景、海鳥が集まる海岸、澄んだ青空などが切り取られた。また、万華鏡のような幾何学模様、安全ピンモチーフなど、ポップなプリントも多数。チェック柄、丸や四角を組み合わせたグラフィカルな模様と交わり、リズムのあるコレクションへと導いている。