2012年2月27日、ロベルト カヴァリ(roberto cavalli)が2012-13年秋冬コレクションをミラノファッションウィークで発表した。3万4千本のバラを敷き詰めて作られたタイガー模様のカーペットの間を、光り輝くオーラで包まれたカヴァリウーマン達が登場。
タイガーやジャガー柄がプリントされたパイソンレザー、パイソン柄やクロコダイル柄に姿を変えたポニースキンやミンクなど。トロンプルイユ(だまし絵)効果で、想像上の動物達が現れた。型抜きした革製のスパンコールと羽毛のミックス、動物の毛皮やワニの鱗を再現した立体的な刺繍など、熟練した職人技が行き渡る。
フリルやバルーンのデザインのキュートなミニスカートやミニドレスも、リッチな素材使いで最高にラグジュアリーなスタイルに仕立て上げられている。黒のパイソンレザー、オセロットやタイガーの毛皮がプリントされたパイソンレザーのジャケットやコートは、かっちりとした肩のラインやほっそりとしたウエストラインを強調し、ロックスピリットを秘めたハンサムなミューズの姿を描き出す。ロングスカートもファーやレザーでゴージャスに。ペプラム風に腰元を華やかに強調したり、二段に重ねたスカートなど、女性らしいボディラインを強調するクラシックスタイルが気品を湛えた優雅な雰囲気を醸し出した。
スタイルをさらに華やかに彩るアクセサリーにも注目だ。カラーストーンをあしらったアクセサリーに、フェザーやファー、クロコダイルで覆われたジョッキーハット。そしてハンドメイドの高級トランクからヒントを得たフィレンツェバッグに、パイソン、クロコダイル、オーストリッチ、リザードののピンヒールやレースアップブーツというラインナップ。
フィナーレでは、スーパーモデルのナオミ・キャンベルがパープルのロングドレスをまとって登場。スパンコールのきらめきとともに圧倒的な存在感を放ちながら、堂々のキャットウォーク姿を披露した。