テキスタイルディレクターの皆川魔鬼子が率いるブランドHaaT(ハート)が「メイド・イン・東京」にこだわったシリーズをスタートした。服作りを通して日本のものづくりの素晴らしさと巧みな技術を伝えるハートが、伝統的なテキスタイルの産地である東京・八王子で常に革新を求めてきた工場との提携で、全く新しいテキスタイル「CUT AND KNOT(カット アンド ノット)」シリーズが生まれた。
東京・八王子は養蚕や織物業が盛んだった為、古くから着物地の生産地として発展してきた。洋服が主流となった現代でも、時代の流れと共に新たな素材開発に力を注ぎ、高い技術を誇る工場が健在している。これまでもメイド・イン・ジャパンのテキスタイルを活かして服作りを行ってきたハートでは、そんな工場との連携により、日本の技術力を発信している。
写真左上)CUT&KNOT
左) CUT&KNOT
右) CUT&KNOT KNIT/SKIRT
2012年春夏コレクションでは、色と長さの異なる4色の糸をコンピューター制御の糸結び機で1本の糸につなげ、美しいグラデーションに織りあげた。結びの数は生地1メートルにつき3,000回にも及び、離島から望む夕空のように複雑な色の重なりを表現している。あえて表に出した結び目が新鮮な表情の「メイド・イン・東京」の織物だ。また同じ製法で9色を繋げた糸を使用し、同様に八王子で仕上げたニットとパネルスカートを加えたシリーズとして展開していく。糸結び機を使った世界初の糸生産とトップスやチュニック、スカートなど布帛製品の織りと縫製、同じ糸を使用したニットの編み、その全てをそれぞれ八王子で代々続く確かな実力を持った工場で生産している。
【アイテム情報】
■CUT&KNOT
発売日 : 2012年4月上旬から
■CUT&KNOT KNIT/SKIRT
発売日 : 2012年3月1日(木)から
店舗 : 全国HaaTショップ
価格 : ¥29,400~¥66,150(税込)