キューン(CUNE) が2018年春夏コレクションを発表。
テーマは、「蟹の裏」。その言葉の通り、蟹の裏側を写したプリントや蟹の足を連想させるシルエットを、ワンピースやジャケットなど様々なベーシックアイテムに落とし込んだ。
ワンピースには、蟹の裏側を写した写真をプリント。クロースアップで部分的に捉えらた蟹のハサミや毛は、遠目からみれば幻想的な模様のようにも見える。ワンピースは、1枚の布から作られたような一体感のあるシルエットを採用。襟元から裾にかけて配された何本もの緩やかなひだが、蟹の形を思わせる。
ライダースジャケットや、デニムジャケット、フーディなど、定番のアイテムは「蟹」をキーワードに大胆な解釈が加えられた。ライダースは、蟹の足を表現した8本の袖が目を引く。ポケットも6つ配された。ジャケットはダブルを採用。ジップを上げると、蟹の裏側を連想させる横縞ステッチが中央部分に現れる。
グレーのフーディにも、8本の袖が。基本的にはベーシックなデザインを踏襲しながらも、フリルのように積み重なる袖が不思議なバランス感を生み出している。「蟹の裏」を表す”B-Side of Crab”と言う文言を、6つプリントした。通常により長く伸びる中央ポケットは、まるで蟹の口のようだ。