ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)は、これまでスーピマ・コットンを使用したアイテムを数多く展開してきた。2012年サマーカジュアルウェアにも使用されている。
”コットン”は多くのウェアに使用されており、誰もが知るお馴染みの素材。そんな中でも、「綿のカシミア」とも称される高級コットンが”スーピマ・コットン”だ。
では、通常のコットンとは何が違うのか?
スーピマ・コットン協会社長ジェームズ・W・カーリー(Jesse W. Curlee)は素材について次のように説明した。
「綿の見た目は良くないですが、強度、肌触り(柔らかさ)に他のコットンとの違いがあります。強度は、通常のコットンより40%程度強く、また色を吸収しやすい素材です。例えば、スーピマを使ったブルックスブラザーズのアイテムは、色の風合いまた、色落ちも良いですよね。」
通常のコットンとスーピマ・コットンの手触りを比べてみると、目隠しされてもその違いが分かるほどスーピマは繊細で、硬さが無い。特殊な気候を必要とすることから、栽培できる場所も限られている。普通のコットンは白い花、スーピマ・コットンは黄色い花。通常のものより大きさも小さく少量しか取れない。ちなみにアメリカで生産されるコットンのうち、「スーピマ」と名乗ることを許されるのはわずか数パーセントだという。
長年、スーピマ・コットンの産地とブルックスブラザーズは上質な素材をカスターマーに提供することを目的に協力しあってきた。ブルックスブラザーズの店舗に立ち寄った際はぜひスーピマ・コレクションに注目して欲しい。