人気スポーツブランド・ナイキ(NIKE)のエアマックス(AIR MAX)シリーズを一挙に紹介。近くのスニーカーショップで手に入る定番モデルから、トレンド感満載の新作まで幅広くピックアップしていく。
まず「エアマックス」を知る上で最も重要になる技術が、「エアマックス」シリーズスニーカーのミッドソールに配置された空気を内包する袋状の「エアソールユニット」に活きている、空気圧を用いた「ナイキ エア テクノロジー」だ。「エアソールユニット」は丈夫で柔軟性のある素材と計算された空気圧で構築され、足が地面にぶつかった時の衝撃を吸収。その反発で次の一歩に踏み出す反動を生み出し快適な履き心地を実現している。
開発当時にこの「エアソールユニット」はミッドソール内に完全に埋め込まれ、外から見えない構造の一部としてスニーカーに搭載されていたが、1987年に登場した「エア マックス1」で透明のウィンドウによって初めて可視化。それから、機能性だけでなく、そのハイテクなルックスやデザインが多くの人に支持され、今ではスニーカー界隈を代表する一足となっている。
1987年に登場した「エア マックス 1」は、ナイキエア クッショニングを外から見える形で世界で初めて搭載した一足。画像はオリジナルを忠実に再現したアニバーサリーモデルだ。
NIKE AIR MAX 90 ATMOS “WE LOVE NIKE” 14,000円+税
「エアマックス 1」と並んで、街で見かける機会が多いはこの「エアマックス 90」だろう。アッパーサイドやミッドソールにパーツの切替しが用いられ、「エアマックス 1」に比べてよりハイテク感のあるルックスに仕上げられている。
"エアマックス狩り"と呼ばれる社会現象を引き起こした伝説のモデル「エアマックス 95」。当時から根強い人気を誇り、現在でもスニーカーシーンを牽引する一足となっている。エアマックスシリーズの中で、他のモデルよりも比較的ボリュームのあるシルエットが特徴。
ナイキ エアマックス 97 OG QS 18,360円(税込)
「エアマックス 97」の流れるような曲線のフォルムは日本の新幹線からインスピレーションを得たもの。2017年に誕生から20周年を迎えたこちらのモデルの中でも特に人気なのが、シルバーのオリジナルカラーモデル。レザーとテキスタイルを組み合わせたアッパーにはリフレクティブ素材が採用され、暗闇で光に当たると反射する仕様だ。
かかと部分を270度包囲するヒール32ミリの大きなエア ユニットを搭載した「エアマックス 270」。エアマックスシリーズで最も大きい体積のエア ユニットは、ライフスタイル用に開発されたもの。高いクッション性は、抜群の履き心地を提供してくれる。
ナイキ ウィメンズ エア ヴェイパー マックス 21,600円(税込)
近未来感のあるフォルムで人気の「エア ヴェイパーマックス」と今までのエアマックスシリーズの違いは、エアユニットを単独でアウトソールとして使用していること。従来のものは構造を保つために屈曲性のない部分を設ける必要があったが、本アイテムでは柔軟性を維持した形状を保つことができるようになったため、より多くのエアを足裏に直接配置できるようになった。
「ナイキ エア マックス 720」ノーザン ライツ(ナイト) 19,440円(税込)
「ナイキ エア マックス 720」は、“史上最も厚みのある”エア バッグを搭載。ソール全方位にエアを配したユニークなソールは、ボリューム感と存在感が抜群だ。また、シューズ全体は「エア マックス」過去モデル同様に、ブランドのロゴマーク「スウッシュ」を印象的に配置。小さなサイズのミニスウッシュがサイドにあしらわれている。
藤原ヒロシとナイキのコラボレーションによって誕生したのがこの「エアマックス ゼロ」。ナイキのアーカイブからベースとなったモデルはレトロランニングシューズの「オレゴン」。”クラシカル×最先端”というまさに過去と現在のデザインが織り交ざった一足になっている。
「エアマックス フレア」のポイントとなるのは、非対称のシューレース。中央から左右に広がったようなデザインに、「AIR」の大胆なグラフィックを添え、アッパー部分を特徴的に仕上げた。
「エア マックス2 ライト」は、1994年に誕生。特徴的なのは、2種類の圧力システム通称“マルチチャンバーエア”を搭載したエアユニット。この“マルチチャンバーエア”を初めて起用したのが「エア マックス2 ライト」で、後に、ナイキのアイコン「エアマックス 95(AIR MAX 95)」にも取り入れられた。
「ナイキ エア マックス 90」30周年を記念して登場した「ナイキ エア マックス 2090」。2090年の自動車を表現したというデザインは、ホワイトを基調に、電気自動車に多用されるブルーやレッドをアクセントに効かせている。また、エア ユニットが見えるウィンドウは、30年前と比較し2倍の大きさにアップデートされている。
「ナイキ エア マックス ゼファー」は、通常ソールに搭載される“エア”をアッパーにも配したモデルだ。シューズの両側面とシュータンには、合計3つの「ナイキ エア ポッド」を配置。さらに、「ナイキ 720 エア ユニット」をソールに採用することで、ボリュームのある見た目に反し、軽量で、クッション性に優れた1足に仕上がっている。
「エア マックス プリデイ」は、ナイキのジョギングシューズ黄金時代を彷彿とさせるクラシックなデザインを踏襲しつつ、革新的な「エア ユニット」を組み合わせたモデル。「エア ユニット」を硬めの素材でサンドすることで、跳ねるような履き心地を実現している。
90年代のランニングシューズが着想源の「エア マックス フュリオサ」。ボリュームのある厚底のソールは、横から見るとずらして重ねたような2層構造となっている。異素材をコンビネーションさせたアッパーを組み合わせ、グラフィカルに仕上げている。