1972年、フィル・ナイトが「NIKE」を設立。
NIKE(ナイキ) は、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置く、スポーツ関連アイテムを中心に、アパレル、スニーカーを扱うブランド。イノベーションを意識したアイテム展開により、世界のトップを走るスポーツ&フィットネスカンパニーである。
「エア マックス」「エア フォース 1」「エア ジョーダン」「ナイキ ダンク」などのシューズが人気。
過去に、ルイ・ヴィトン、ディオール、シュプリーム、リカルド ティッシ、コム デ ギャルソン、ステューシー、sacai、KITH(キス)など様々なブランドをコラボレーションを展開している。
NIKEは1972年に、フィル・ナイトが設立。社名の由来はギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」(Nike)であると言われている。NIKEの成功には、ビル・バウワーマンとフィル・ナイトのタッグが多きく影響した。
バウワーマンはジョギングをアメリカに紹介し、大学でトラック競技とフィールド競技における独自のトレーニングプログラムを作り上げたオレゴン州立大学の陸上コーチ。一方フィル・ナイトはバウワーマンの指導下の中距離ランナー、オレゴン州立大学では会計学を専攻していた。
両者はアメリカでスポーツシューズ業界を支配していたドイツのブランド、つまりプーマとアディダスを退け、安くて機能性の高いシューズを展開したいとの発想で、1964年、会社を設立(このときの会社の名前はブルーリボンスポーツ社)、そして日本のタイガー社(現アシックス)から製品の輸入をはじめた。
タイガー社の靴の輸入販売が成功すると、自身の手で、新しいデザインの靴をデザインし、生産から販売まで行うことを考えた。ここに新しい会社「NIKE」が1972年に誕生。オニツカタイガーとナイキのコラボレーションで「ナイキ コルテッツ」を発表。
その後、天才中距離ランナー、スティーブ・プリフォンテーンはナイキのシューズをミュンヘンオリンピックなど大きな大会で着用、これがナイキのランニングシューズの成功に大きな影響を与えた。プリフォンテーンのカリスマ性と伝説に残る競争心がナイキ(NIKE)のイメージにもつながり、大きく成長した。
79年、エアを初めて搭載したテイルウインドを発表。82年、エアフォースⅠが誕生。また、80年代、バスケットボール選手マイケル・ジョーダンがデビューすると契約、エアジョーダンを発売、エアジョーダンのシリーズは日本でも爆発的な人気となった。その後、タイガー・ウッズなど数々スーパーアスリートのシューズやスポーツウェアを手がけて、偉大な記録、業績に貢献した。
90年には、サッカー関連製品にて急成長を遂げる。ブラジル代表のユニフォームをはじめ、ウェアからスパイクまで幅広く展開。サッカーでは後発であったのにも関わらず現在では多くのスター選手から支持されてるブランドに成長した。また90年代半ばにはナイキエアの分が見えるデザインにすることに成功。エアマックス95は社会現象とも言うべき爆発的なヒットを飛ばした。
2012年6月、NIKEが傘下に置くブランドコールハーンとアンブロを売却し、NIKE、ジョーダン、コンバース、ハーレーの各ブランドによる成長に集中する意向であることを発表した。