1830年にジョン・リッチ2世がウールリッチを創業。
ウールリッチ(WOOLRICH)はアメリカのアウトドアブウェアランド。
ブランドの原点であるウール素材や、柄ではウールリッチが生み出したバッファローチェックが同ブランドのトレードマーク。アイテムではダウンジャケット、ウールのオーバーシャツやジャケットなどが人気。アメリカの懐かしい雰囲気を持ちながらも、現代的なアイテムを構成している。
1830年にジョン・リッチ2世(John RichⅡ)がウールリッチを創業する。
イギリスからの移民だったジョン・リッチ2世はペンシルバニア州に最初の毛織物工場を設立。ジョン・リッチ2世はそのエリアにある軍営地までラバの荷車でウール製品やソックス、ベッドカバー、糸などを運び売りまわっていた。
1845年までに、ジョン・リッチ2世はより水力のある新しい工場を設立。この工場は現在もペンシルバニアに残っている。その後も南北戦争などを経て、ウールリッチは次々と製品を展開する。いまも人気のバッファローチェックシャツは1800年代半ばに作られた。1930年代にアメリカが車社会に突入すると、自動車運転用のアウターを生産。また1939年から3年間、南極大陸探検隊にウェアを提供する。
戦後ハイテク素材が誕生すると、ウールリッチはそれらを活用する。これまでの伝統的な天然素材であるウールやコットンだけではなく、現代の生活に必要で多くの人々を満足させようという考えから、天然素材と合わせてハイテク素材も生地に使用する。
2006年、イタリアのWPラヴォリ社と新ブランド「ウールリッチ ウーレンミルズ(WOOLRICH WOOLEN MILLS)」をスタート。エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)の鈴木大器がデザイナーに起用される。2011-12年秋冬シーズンより、マーク マクナイリー(Mark McNairy)が新しくデザイナーに就任する。
2018年、日本企画のアウトドアラインとしてウールリッチ アウトドアレーベル(WOOLRICH OUTDOOR LABEL)をスタート。ウールリッチのアーカイブデザインと機能を見つめ直し、いまの技術と感性を用いてアップデートすることで、クラシックでありながら進化した服づくりを行う。
2023年秋冬コレクションよりウールリッチ アウトドアレーベル(WOOLRICH OUTDOOR LABEL)がリニューアルし、更に世界的販路を拡大させる。
2023年12月、ウールリッチ アウトドアレーベルの世界初の旗艦店が代官山店にオープン。
2024年1月、「トッド スナイダー(Todd Snyder)」の創業者トッド・スナイダーがウールリッチ ブラックレーベル(Woolrich Black Label)のクリエイティブディレクターに就任後、ピッティウオモで行われたランウェイショーにて初披露する。
2024年6月、ミラノファッションウィークにてウールリッチ ブラックレーベルの2025年春夏コレクションを発表。