1973年、「ティンバーランド」誕生。
ティンバーランドはアメリカのアウトドアライフスタイルブランド。ニューハンプシャー州ストラザムに本社を置く。特にイエローブーツが有名。アメリカの厳しい自然で働く人々のためにデザイン、開発された製品で信頼を得てきた。シューズ、ブーツにルーツがあるが、現在では、アパレル、アクセサリーなどは広く展開している。
1952年、ネイサン・シュワーツがマサチューセッツ州アビントンの「アビントン・シュー・カンパニー」の株式の半分を取得。1955年、ネイサンが「アビントン・シュー・カンパニー」の残りの株式を取得し、息子のシドニーが経営に参画。約10年にわたり自社ブランドのシューズを製造した。
1965年、射出成型法を靴の製造に応用し始めた。この革新的なテクノロジーにより、ソールとアッパーを一体化させることで、縫製することなく完全防水ブーツ、シューズを生産することに成功した。
1973年、「ティンバーランド」というブランドネームが誕生し、この名前の下に完全防水ブーツを開発した。
1978年、社名を「ザ・ティンバーランド・カンパニー」に変更し、ハンドソーン・カジュアルシューズの生産を開始。
1979年、ボートシューズの生産を開始。1980年、イタリア市場への参入を皮切りに、輸出市場に多大な影響を与えた。
1987年、シドニーがオーナー経営者となる。
1987年、ブーツブランドとして初めて、全国テレビメディアに広告を打つことで、放送メディアに新たな時代を築くいた。そして、アメリカン証券取引所に上場。
1990年、ウィメンズのアパレルラインを展開開始。
1991年、秋に新たなテレビ広告キャンペーンを限定的なマーケットにのみ展開。巧みなメディア戦略を確立すると同時に積極的にメディアリレーションを築く努力も行った。ウォータープルーフレザーの高級アウター、アクセサリーラインの展開開始。上場先をアメリカン証券取引所からニューヨーク証券取引所に市場替した。
1994年、「モデル・ピープル」と呼ばれる広告キャンペーンを実施。ブーツを履き、個性を際立たせ、人間性の根源としての、自然の偉大な力を明確にする人を賞賛するのがコンセプト。ヌバック素材、フラッドライトレザーのハンドバック、レザー小物など新たなウィメンズラインを発表し、同時にウィメンズアパレル、シューズのセレクション、クラシックのメンズアパレルライン、パフォーマンス系シューズのデザインの拡充を発表した。
1996年、キッズ向けのブーツ、シューズを発表すると同時に、成長の著しいウォッチライン、レッグウェア、デイパック、旅行用品、シューケア用品などのライセンス契約も拡大。
1997年、 キッズ向けアパレルを展開し、ベルトや財布などの皮革小物のライセンス契約を拡大。同時に、「ACC(アドバンスド・コンビネーション・コンストラクション)」、歩行をサポートするアウトソール「B.S.F.P.™」の2つの新テクノロジーを開発。
1999年、「ティンバーランド プロ」シリーズを発表。プロフェッショナルの職人のために開発された、足に柔軟性と安全性をもたらす「24-7サスペンション・コンフォート」と呼ばれるテクノロジーを搭載している。
しばしばフォーチュン誌「働きたい会社ベスト100」に選出されており、2007年には10年連続ランクインした。
2018年、グローバル クリエイティブ ディレクターにイギリス人デザイナーのクリストファーレイバーンが就任。フットウェアだけでなく、アパレル、アクセサリーのコレクションのデザインも担当する。2022年、レイバーンが辞任。引き続きブランドには関わり、「コラボレーター・アット・ラージ」というポジションになった。